あんぱん:圧巻の15分! 嵩と千尋、魂のぶつかり合いに視聴者号泣「まさに神回」「すごいものを見てしまった」

連続テレビ小説「あんぱん」第54回の一場面(C)NHK
1 / 1
連続テレビ小説「あんぱん」第54回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第54回が6月12日に放送され、3年ぶりに再会した嵩(北村匠海さん)と千尋(中沢元紀さん)が本音をぶつけ合うシーンが15分にわたって描かれ、視聴者の間で話題になった。

あなたにオススメ

 第54回では、嵩が入隊して2年後の夏。久しぶりに会った千尋は、海軍の士官になっていた。ショックを隠せない嵩に、千尋は海軍予備学生に志願したことを説明する。任務は駆逐艦に乗り、敵の潜水艦に爆雷を投下することだという。嵩は「お前が耳を澄まして聞きたかったのは、敵のスクリューの音じゃないだろ!」「俺にとっては、世界でたった一人の弟なんだ!」と怒りを爆発させる。

 千尋は、5日後に佐世保から駆逐艦に乗って南方へ向かうことを明かし、「もう後戻りはできん」と話す。千尋は寛(竹野内豊さん)の机の引き出しから見つけた亡き父・清(二宮和也さん)の古びた手帳をお守りとして嵩に渡し、「わしにはこれがあるき」とボロボロになった清の写真を見せた。

 嵩は千尋に「最後に何かバカみたいなことをしないか?」と提案。千尋は寂しそうに笑い、「わしは……もういっぺんシーソーに乗りたい」と幼少期を回顧。そして、これまで隠していたのぶ(今田さん)への思いを吐露し、「わしは生きて帰れたら、もう誰にも遠慮はせん。今度こそのぶさんをつかまえる」「この戦争さえなかったら、愛する国のために死ぬより、わしは愛する人のために生きたい!」と叫んだ。

 嵩は千尋を抱き締め、「千尋、生きて帰ってこい。必ず生きて帰れ! 生きて帰ってきたら、今度こそ、自分の人生を生きろ」と語りかけた。続けて「武運長久を! 祈ってるぞ」と伝えると、千尋は「ありがとうございます! 柳井千尋少尉、行きます!」と返答し、2人は敬礼した。

 SNSでは「圧巻の15分」「朝から泣きまくり」「まさに神回」「すごい回だった……すごいものを見てしまった……」「同じ部屋、嵩と千尋の2人だけで描く濃厚な魂のぶつかり合い」「別れの敬礼が切なすぎる」といった声が上がっていた。

テレビ 最新記事