ワンピース エッグヘッド編
第1136話 “くまの人生”
7月13日(日)放送分
小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれた日向夏さんのライトノベルが原作のテレビアニメ「薬屋のひとりごと」の第2期の最終回となった第48話「はじまり」が7月4日、日本テレビのアニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」で放送された。第2期はさまざまな名場面、名演が生まれた。主人公・猫猫役の悠木碧さん、子翠と楼蘭、最終回では玉藻も演じた瀬戸麻沙美さんに第2期を振り返ってもらった。
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※7月4日放送の最終回までのネタバレを含みます。
悠木さん 多すぎますね(笑)。第39話の氷菓(アイス)のエピソードもいいですよね。子翠、小蘭、猫猫の一番幸せだった時期の最後の思い出だし、壬氏の温情も見えます。猫猫はみんなに愛されているんですよね。そもそも、楼蘭に届けるための氷だったのですが……。
瀬戸さん 子翠がひょっこり出てきてアイスを盗み食いするんですよね。
悠木さん 私の希望的観測だけど、猫猫と小蘭が大変なことに巻き込まれたという情報が楼蘭の元にも入ってきて、子翠として様子を見にきたのかもしれないと思ったり。
瀬戸さん そうそう!
悠木さん 羅門が後宮に戻ってくる流れも好きです。命を救うために罪人として後宮を追い出されていた羅門を重用する壬氏の判断もいいですし、玉葉妃の母としての覚悟も見えて、すごく好きなエピソードです。
瀬戸さん 楼蘭である一面がチラッと見える子翠のシーンは全部印象に残っています。第34話の女官たちの怪談のエピソードも印象的で、息抜きのようなエピソードなのかな?と思ったら、その後のヒントがすごくちりばめられているんですよね。子翠の怪談も、実は自分のことを語っていますし。個人的には、第46話の猫猫と壬氏の再会も最高でした! 会えなかった時期に心配する壬氏も最高でしたが、再会して手を取ってグイグイくるところは、ありがとうございます!という気持ちでした(笑)。二人が再び一緒の画面に収まっているのもうれしかったです。
悠木さん 普通ならロマンスになりそうだけど、薬屋ではそうはならないんですよね。過酷な状況を乗り越えても普段の二人に戻れるのは、信頼があるからなんだと思います。この二人だからこその愛を感じました。
悠木さん いつも通りというディレクションもあったんです。感動的なんだけど、笑っちゃいますよね。
瀬戸さん あおさんが二人を「飼い主と猫」と例えているのがすごく好きです! 飼い主が一生懸命に猫を探して、やっと見つけたけど、猫が「何かあった?」とスンとしているみたいで。
瀬戸さん あそこで真実を全ては語っていません。子供たちに薬を飲ませたけど、よみがえることができる可能性があって、大丈夫だから……という思いがこもっています。子の一族は、一族郎党が殺されてしまうかもしれません。子供たちを守るために薬を飲ませたのですが、猫猫には誤解されてしまうかもしれない。100%の確率でよみがえることができる薬ではないので、大切な子供たちに飲ませるのは勇気も必要だったと思います。でも、それ以上にひどい目に遭う可能性があったから選んだことですし、彼女の覚悟は決まっていて、猫猫に願いを託す気持ちを込めました。
瀬戸さん 第47話は視聴者の皆さんに対する全てのネタばらしで、真実が明らかになるエピソードです。自分の中では正直、最終回のような気持ちでした。楼蘭がやろうとしてきたことの集大成ですし、やり切る気持ちで収録に臨みました。真実を語る時、誰が聞いているかがすごく大切だと思っていました。神美と最後に対峙(たいじ)して、そこには壬氏もいます。神美が娘に銃を向けて、引き金を引くだろうと思っているけど、本当に引いたことに楼蘭としてはショックもあります。けど、壬氏に傷をつけることで、楼蘭は神美の願いもかなえます。その後、クライマックスのシーンは、やり切ったという達成感がありました。私はこのシーンをやり切ったら、私の出番は終わりだ!というくらいの気持ちでした。第47話の現場に向かう時は緊張感があったのですが、玉藻としての最終回はとても気持ちが楽に感じていて、全然違いました。楼蘭とシンクロして、同じ気持ちで走ってきたようにも感じていました。
悠木さん 第47話の最後がめちゃくちゃよかったです! その直前の子昌もいいんですよね。血を吐きながら笑うのですが、チョーさんが本当に素晴らしいお芝居で、最後の楼蘭の高笑いは、その血を継いでいるようにも感じました。
瀬戸さん 子昌は笑って最期を迎えますし、台本を読んだ時から、リンクするべきシーンだと思っていました。子昌の死に際を意識して、ラストシーンに臨みました。
悠木さん やっぱり親子なんですよね。見ているところは一緒で、それは神美のためなんです。私たちは、第2期での楼蘭の動きを“楼蘭RTA(Real Time Attack)”と言っていたんですが(笑)、楼蘭RTAは1カ所でも狂うと、失敗するけど、それが思った通りになってしまう切なさがあります。でも、最後に猫猫が願掛けとして渡したかんざしが命をつなぎ止めるという計算違いも生じます。彼女の周到な計画が一つのかんざしで狂ってしまい、ポジティブに働くというのが、あまりにも美しくて、感動しました。
「薬屋のひとりごと」の第2期はさまざまな名場面、名演が生まれた。ぜひ何度も見返してほしい。見る度に発見があるはずだ。
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