1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（6月28日〜7月4日）は、矢沢永吉さんが、藤木直人さん主演の連続ドラマ「最後の鑑定人」の主題歌を担当すること、今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説「あんぱん」の第15週の予告が公開され、戸田恵子さんの登場が明らかになったことが話題になった。前後編で取り上げる。

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　7月2日、「DREAMS COME TRUE（以下、ドリカム）」が、連続ドラマ「大追跡～警視庁SSBC強行犯係～」（テレビ朝日系、水曜午後9時）の主題歌を担当することが明らかになった。「晴れたらいいね」「LOVE LOVE LOVE」「何度でも」など数々のドラマ主題歌でヒット曲を生み出してきたドリカムが、今回書き下ろした新曲のタイトルは「BEACON（ビーコン）」。ドリカムが地上波ドラマの主題歌を書き下ろしたのは、2020年放送の「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」（フジテレビ系）の「YES AND NO」以来、約5年ぶりとなった。ドラマは7月9日にスタートする。

　2日、櫻井翔さん主演の連続ドラマ「放送局占拠」（日本テレビ系、土曜午後9時、初回10分拡大）のシリーズ過去作をまとめた相関図と事件にまつわる年表が公開された。ドラマは、櫻井さんが熱血漢の刑事、武蔵三郎を演じる“占拠シリーズ”の「大病院占拠」（2023年）、「新空港占拠」（2024年）に続く3作目。空港占拠事件から1年後、警視庁刑事部「BCCT」に出向になった武蔵は、今度は放送局の占拠事件に巻き込まれ、新たな仲間と捜査にあたる。ドラマは7月12日にスタートする。

　2日、中村アンさんが、東京都内で行われた連続ドラマ「こんばんは、朝山家です。」（ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後10時15分※初回は午後10時半）の会見に、共に主演を務める小澤征悦さんらメインキャストと登場した。小澤さん演じる“ダメ夫”に“キレる妻”を演じる中村さんは「最初は罵倒できるかなと思っていたら、罵倒が気持ちよくて毎日快感になっています。もっと私自身もそういうところを解放できたらなって思いました」と笑顔で語った。さらに、キレる芝居について「小澤さん演じる賢太のダメっぷりがそうさせてくれる」と小澤さんに感謝した。

　また、「こんばんは、朝山家です。」の会見では、脚本家の足立紳さんと妻の晃子さんも登場。紳さんは、自身がモデルの役を演じる小澤さんに昔からシンパシーを感じていたといい、「自分で言うのは恥ずかしいのですが、“残念そうに見えない残念さ”が僕も小澤さんもあると思っていて。昔からこの人、俺っぽいところあるんじゃないかなと薄々感じていた」と話した。すると、晃子さんは「そんなことはない！」とチクリ。そして「『俺は残念な男じゃないからさ』とかずっとグチグチ言っていた」と暴露し、紳さんはたじたじとなっていた。

　3日、高橋一生さんが主演を務める連続ドラマ「連続ドラマW　1972 渚の螢火」（WOWOW）のキャストが発表され、青木崇高さん、城田優さんらの出演が明らかになった。ドラマの舞台は1972年、本土復帰を目前に円ドル交換が進む沖縄。ドル札を回収していた現金輸送車が襲われ100万ドルが強奪され、琉球警察は真栄田太一（高橋さん）を班長とする特別捜査班を編成するが……と展開する。青木さんは、真栄田が所属する琉球警察特別対策室のメンバーで、真栄田とは高校の同級生でありながらライバル視する捜査一課班長の与那覇清徳役を演じる。城田さんは、真栄田と日米間の捜査情報のやりとりをするアメリカ陸軍犯罪捜査局（CID）の大尉ジャック・シンスケ・イケザワ役に扮（ふん）する。

　4日、矢沢さんが、藤木さん主演の連続ドラマ「最後の鑑定人」（フジテレビ系、水曜午後10時）の主題歌を担当することが分かった。矢沢さんが連ドラの主題歌を担当するのは「ベストパートナー」（TBS系、1997年）以来、28年ぶり。ドラマ主題歌で矢沢さんの新曲「真実」は、7月9日放送の第1話で初解禁となる。スローで優しいバラード曲となっており、愛のはかなさを表現する歌詞、ドラマのキーワードとなる「嘘」や「真実」というワードも散りばめられるなど、作品に寄り添った世界観に仕上がった。

　4日、今田さん主演のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「あんぱん」（総合、月～土曜午前8時ほか）の第15週の予告が公開され、人気アニメ「それいけ！アンパンマン」（日本テレビ系）でアンパンマンの声優を務める戸田さんの登場が話題となった。第15週の副題は「いざ！東京」で、7月7日にスタートする。公開された予告では、戸田さん演じる薪鉄子が「ツモ！　親倍や」とマージャンをするシーンも。SNSでは「予告に戸田恵子さんだー」「次週、アンパンマン登場」「戸田恵子キターー」「本物のアンパンマンきたー！」「麻雀をするアンパンマンだ」といった声が上がり、視聴者は早くも盛り上がっている。