君は武道館に立てない:夢を追う残酷さ、芸能界の闇描く話題のマンガがショートドラマ化 枕営業強いられるアイドル役に朝井瞳子が体当たりで挑む

ショートドラマアプリ「BUMP」の新作「君は武道館に立てない」(C)多田基生/コアミックス
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ショートドラマアプリ「BUMP」の新作「君は武道館に立てない」(C)多田基生/コアミックス

 ショートドラマアプリ「BUMP」の新作「君は武道館に立てない」が、7月9日午後7時から配信されることが分かった。多田基生さんの同名マンガ(コアミックス)が原作で、崖っぷちの地下アイドルが、敏腕プロデューサーの言葉を信じた末に、ギャラ飲みや枕営業といった芸能界の闇に堕(お)ちていく、人間の欲望と裏切りが渦巻く物語となる。

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 主演は、Netflixの恋愛リアリティー番組「オフライン ラブ」やドラマ「年下童貞くんに翻弄されてます」(MBSほか)などに出演してきた朝井瞳子(あさい・とうこ)さんが務め、枕営業を強いられるアイドル役に体当たりで挑む。

 朝井さん演じる主人公は、何年も売れない地下アイドルの成島咲也加。敏腕プロデューサーの「必ず夢をかなえさせる」という言葉を信じた咲也加を待っていたのは、ギャラ飲み、枕営業といった夢と引き換えに心を売り渡す“汚れた仕事”だった。夢を追うことの残酷さ、芸能界の闇に搾取される若者の絶望と復讐(ふくしゅう)を描く。1話3分、全30話。

 咲也加を地獄に突き落とす敏腕プロデューサー西沢いぶきを大山真絵子さん、咲也加を純粋に応援する最古参ファン、マサノリを小倉史也さん、物語のカギを握る大物司会者・浜本巌役を木村知貴さんが演じる。

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 今作がドラマ初主演の朝井さんは「初めて単独主演のオファーをいただいたので、素直にうれしかったです。原作を読んでみたら“アイドルの闇堕ち”という想像以上に重たい内容で驚きました」とコメント。

 演じる咲也加とは共通点があるといい、「たとえば、アイドルが好きな点。もともとAKB48や乃木坂46などのアイドルが大好きで、5年ほど追いかけていたんです。あとは夢に向かって真面目に取り組んでいたり、私服がダサかったり……(笑)。いろんな共通点を発見できたので、まったく遠い存在だとは感じませんでした。実はアイドルになりたい、という夢を諦めきれていない自分もどこかにいて。役を通してアイドルを演じられることもうれしかったです」と語った。

 原作者の多田さんは「『君は武道館に立てない』のショートドラマ化、大変光栄です! 咲也加という一人のアイドルを通して描いた“夢を信じ続ける痛み”が、キャスト・スタッフの皆さまの手によって、また別のかたちで命を吹き込まれたことに深く感謝しております。地下アイドルという世界と、夢にすがる心の揺らぎを、主演の朝井瞳子さんをはじめ、魅力的なキャストの皆さんが圧倒的な説得力で表現してくださいました。原作とはまた違った表現や、映像でしか伝えられない空気感を、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです!」とコメントを寄せた。

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