星つなぎのエリオ:孤独を抱えるエリオとグロードンの“胸アツ友情”シーン 日本版の本編解禁

ディズニー&ピクサーの新作アニメーション映画「星つなぎのエリオ」の一場面 (C)2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
1 / 1
ディズニー&ピクサーの新作アニメーション映画「星つなぎのエリオ」の一場面 (C)2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

 ディズニー&ピクサーの新作アニメーション映画「星つなぎのエリオ」(公開中)の日本版の本編シーンが8月2日、解禁された。縦型ショート動画仕立てで、星々が輝く夜空の下でエリオ(川原瑛都さん)が初めてできた友だちのグロードン(佐藤大空くん)に誰にも言えなかった悩みを打ち明ける、“優しい感動”に包まれる屈指の感動シーンが切り取られている。

あなたにオススメ

 「星つなぎのエリオ」は、一番の理解者の両親を失い、寂しさを抱えていた宇宙が大好きな少年エリオが主人公。エリオはこの広い世界のどこかには、きっと“本当の居場所”があるはず……と思いをはせていた。その切ない願いが届き、星々の代表が集う夢のような“コミュニバース”に招かれる。そこで出会ったのは、同じように孤独なエイリアンの少年グロードンだった。心を通わせる2人の前に“星々の世界”を揺るがす脅威が迫る。救うカギは、孤独な2人が交わした“ある約束”にあった……というストーリー。

 監督は「リメンバー・ミー」(2017年)のストーリーアーティストを担当したマデリン・シャラフィアンさん、「私ときどきレッサーパンダ」(2022年)の監督のドミー・シーさん、「リメンバー・ミー」で脚本・共同監督を担当したエイドリアン・モリーナさんの3人が務める。

 日本版声優として、叔母のオルガ役を清野菜名さん、グロードンの父でヴィランのグライゴン役を松山ケンイチさん、お助けコンピューター・ウゥゥゥゥ役を野呂佳代さん、平和を愛する惑星の大使オーヴァ役を渡辺直美さん、オルガの部下で無線オタク・メルマック役のマユリカ中谷さんが担当している。

 解禁されたシーンは、エリオは唯一の理解者だった両親を亡くし、周囲にうまくなじめず、親代わりの叔母・オルガ(清野さん)にも「僕の家族はもういない」と壁を作ってしまっていた。そんな中、“コミュニバース”で出会った自分と同じく孤独を感じているグロードンに、「パパとママだけは愛してくれた。でも、どうなのかな。僕って、誰も愛したくないような子なのかも。地球が合わないと思ってた。でも、僕のせいかも……」と涙ぐみながら悩みを打ち明ける。

 そんなエリオの気持ちを受け止めたグロードンは、「僕はエリオ好きだよ。仲良くなれそうだし」と、真っすぐな言葉で“ありのまま”のエリオを好きだと伝える。夜空の下で肩を並べる2人の“かけがえのない友情”が深まった瞬間に立ち会ったような、心に響く映像になっている。

映画 最新記事