池松壮亮:「豊臣兄弟!」弟役・仲野太賀と“終戦80年ドラマ”でも共演 撮影通し「大河ドラマの前に大きなものが積み上がった」

NHKスペシャル「シミュレーション~昭和16年夏の敗戦~」会見に出席した池松壮亮さん(右)と仲野太賀さん
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NHKスペシャル「シミュレーション~昭和16年夏の敗戦~」会見に出席した池松壮亮さん(右)と仲野太賀さん

 俳優の池松壮亮さんと仲野太賀さんが8月8日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた同局のドラマ「NHKスペシャル『シミュレーション~昭和16年夏の敗戦~』」の会見に出席。来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」で兄弟役を演じる2人。「シミュレーション」の撮影を振り返り、池松さんは「大河ドラマの兄弟役の前に、大きなものがまた積み上がったなと思いますね」と語った。

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 「豊臣兄弟!」で、主人公の豊臣秀長を演じる仲野さんと、兄の秀吉に扮(ふん)する池松さん。撮影について、仲野さんは「『シミュレーション』の撮影を先にして、終わってから大河ドラマの撮影に入りました」と説明。

 終戦80年の節目に制作された「シミュレーション」での共演経験が、大河の撮影に生かされたのか聞かれると、池松さんは「このドラマが『豊臣兄弟!』の前哨戦とは思わないんですけど」と前置きした上で、「『シミュレーション』が今年の2、3月に撮影しまして、その後6月から『豊臣兄弟!』をやってますので、撮影時期が近かったんです」とコメント。

 「(大河ドラマは)昨日もずっと遅くまで撮影しました。太賀さんとはたくさんの作品で向き合ってきましたし、今回やっぱり(戦争という)テーマがテーマな分、懸命に願いを込めて一つの作品を一緒に作るっていう経験を、大河ドラマの兄弟役の前にできたことは、大きなものがまた積み上がったなと思いますね」と語り、仲野さんも「全く同意見です」とうなずいていた。

 会見には、中村蒼さんも出席した。

 ドラマは、猪瀬直樹さんのロングセラー・ノンフィクション「昭和16年夏の敗戦」(中央公論新社)が原案。真珠湾攻撃の8カ月前の1941年4月、首相直属の“総力戦研究所”に日本中から集められた若きエリートたち。模擬内閣を作り、出身官庁や企業から機密情報を集め、日本が米国と戦った場合のあらゆる可能性をシミュレートしていく。そして“圧倒的な敗北”の結論を手にした若者たちは、開戦へ突き進む軍や本物の内閣と対峙(たいじ)して……というストーリー。8月16、17日午後9時からNHK総合で放送される。

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