DOPE 麻薬取締部特捜課:アクション初挑戦の高橋海人は「すばらしい瞬発力と体力」 中村倫也への絶大なる信頼も ドラマPに聞く

ドラマ「DOPE 麻薬取締部特捜課」の一場面(C)TBS
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ドラマ「DOPE 麻薬取締部特捜課」の一場面(C)TBS

 人気グループ「King & Prince」の高橋海人さんと俳優の中村倫也さんダブル主演の金曜ドラマ「DOPE 麻薬取締部特捜課」(TBS系、金曜午後10時)。陣内鉄平(中村さん)の妻・香織(入山法子さん)を殺害した犯人が明らかになるなど、盛り上がりを見せている。ドラマを手がける長谷川晴彦プロデューサーに、高橋さんと中村さんをキャスティングした理由や撮影の裏側を聞いた。

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 ◇高橋海人は「すごくしっかりされている方」

 今作は、高い致死率が特徴で、極めてまれに特殊な力を覚醒させる効能がある新型ドラッグ「DOPE(ドープ)」がはびこる近未来の日本が舞台。ドープによって覚醒した「ドーパー」による凶悪犯罪が急増したことから、麻薬取締部では生まれながら特別な力を持つ異能力者たちによる特捜課を設置。DOPEの取り締まりを行っている。

 高橋さん演じる才木は、未来に起こる事象が映像として脳に流れる未来予知の異能力を持つ麻薬取締官。母親の美和子(真飛聖さん)がドープ依存で苦しむ姿を見てきたことをきっかけに麻薬取締官になった。真面目で正義感に溢れ、何事にも真摯に向き合う真っ直ぐな性格だ。

 才木を「すごく難しい役」と評した長谷川さん。「不遇な環境の中で育ってきて、あれだけ心が強いというのを表現するのは大変。仕事と家庭でいろいろ起きるし、周囲には陣内、ジウ(井浦新さん)といった強烈なキャラクターがいる。その中で、主人公として才木を立たせるのってものすごい難しい役だったと思う」と話した。

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 オファーをしたのは2年ほど前、高橋さんが24歳の頃だった。「その世代で抜きん出たお芝居の実力の持ち主であったし、笑顔がめちゃめちゃかわいいから。実は才木ってあまり笑っていないんです。時折見せる笑顔が魅力的な人がいいなと思って」と説明。「(高橋さんは)天才肌の方なのかなと思っていましたが、すごく熟考されて、お勉強をされて。役作りの段階から色々ご相談もありました。お若いのにすごくしっかりされている方」と印象を明かした。

 息をのむアクションシーンも魅力の本作。アクション初挑戦となった高橋さんは、インタビューで苦労を明かしていた。しかし、長谷川さんは「(高橋さんは)運動神経がずば抜けて良い。アクションって“型”なので振り付けみたいなもので、高橋さんはそこを覚えるのがものすごい早い。すばらしい瞬発力と体力をお見せになった。初挑戦の感じが全くしなかったです」と絶賛する。

 ◇10年以上の付き合い 中村倫也は「努力して天才に」

 一方、中村さん演じる陣内は、超人的な視力、目にずば抜けた能力を持つ。常識はずれで型破りな言動が目立つキャラクターで、妻の死をきっかけにドープを強く憎むようになった。

 中村さんとは、かれこれ12年ほどの付き合いがある長谷川さん。「昔から知っているので、努力して“天才”になったことが僕にはわかる。台本もすごく読んでいるし、想像しえない努力と勉強をされているんだろうなと」と、中村さんへの絶大なる信頼感を明かした。

 「僕は基本的に中村倫也に惚れているので、30代後半の魅力的な役が出てきたらやっぱり中村倫也がいいなと思っちゃうわけですよ(笑)。陣内の役は最初から中村倫也がいいなと」

 ドラマ放送後には、「こんな中村倫也が見たかった」という視聴者の意見を目にした。「僕は当然ハマると思っていましたが、あそこまで陣内にハマらせてくれたのは中村さんのおかげ。すごいなと思います」と強調した。

 第8話は、8月22日に放送される。長谷川さんは「才木は今後目の前に次々と試練が来る。それでもそれに負けない強い気持ちを持って立ち向かっていくというところに感動や共感というものがあると思っているので、そういうことをしっかり描いていきたい」とアピールしている。

 ※高橋海人さんの「高」は「はしごだか」

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