スワーダ・アル・ムダファーラ:オマーン人になった元日本人女性 4度結婚、4度離婚 「もう結婚したいとは思わない」 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演したスワーダ・アル・ムダファーラさん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演したスワーダ・アル・ムダファーラさん=テレビ朝日提供

 中東オマーンの国籍を取得した元日本人女性、スワーダ・アル・ムダファーラさんが、8月21日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。2006年のニューズウィーク誌「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれたスワーダさんが、ドラマチックな人生を語った。

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 「徹子の部屋」に出演するのが夢だったスワーダさん。「徹子さんの『窓ぎわのトットちゃん』を出版なさったときから拝見させていただいて。私も学校が大嫌いで、すごく共感しました。いつかこの方にお目にかかりたいなとずっと思っていました」と語った。

 東京生まれ、東京育ちのスワーダさん。高校卒業後、日本の銀行に勤め、日本人と結婚して娘を出産。1979年、文化使節団の一員としてオマーンを訪れた。その後「日本の心を教えてほしい」と現地女性に招かれ再訪。日本とオマーンを行き来することになった。

 オマーンの子供たちのため1990年、自費で私立学校を設立し、校長に就任した。幼稚園児5人から始まった学校は、高校までの一貫校になり、名門校へと発展。その功績で2006年のニューズウィーク誌で「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれた。2011年に校長を引退し、現在は青少年の育成に励む。

 結婚は4回、離婚を4回経験し「もう結婚したいとは思わないですね」。徹子さんに「波瀾万丈な人生を振り返ってみていかがですか?」と聞かれ「本当にいろいろなことがあって、死にたいと思ったことも何回もあります。薬を前に置いておいたことも正直あります。でも、幸せな人生を生きてこられたと思っています」と振り返った。

 「日本人として生まれたからこそ、こういう人生を歩めているんじゃないか。(日本は)教育が良かったし、どんなことがあっても進んでいけるパワーというのは、教育の中にあったように思っています。これからも両国のためオマーンを宣伝し、日本の方には元気になっていただきたいと思っています」と母国を案じた。

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