三谷幸喜:三谷文楽「人形ぎらい」がWOWOWで放送・配信へ

三谷文楽「人形ぎらい」
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三谷文楽「人形ぎらい」

 脚本家の三谷幸喜さんが手掛ける文楽作品の新作「人形ぎらい」がWOWOWで今冬に放送・配信されることが明らかになった。

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 三谷さんは2012年に文楽作品「其礼成心中」を発表。新しい視点と演出で文楽の魅力を伝え人気を博した。今回の「人形ぎらい」は13年ぶりの新作で、現代の大阪、文楽の劇場が舞台。演目によってさまざまな役を演じる文楽人形たちを主人公に据え、脇役の名優で嫌みな小悪党役で親しまれている“陀羅助(だらすけ)”を中心に、人形たちが騒動を繰り広げる。

 ◇ストーリー

 槍の名人で色男の権三と人妻おさゐが不義密通の濡れ衣を着せられる、近松門左衛門の人形浄瑠璃「鑓の権三重帷子」。こたびこれを演じるのは、権三役の源太とおさゐ役の姐さん、そして万年引き立て役の陀羅助。ところが陀羅助は、憎まれ役ばかりを演じさせられることにそろそろ我慢の限界。目の前に現われた近松門左衛門に、自分を主役にしてほしいと訴えるもののあっけなく却下。ところがその晩、人形たちが置かれている人形部屋で大事件が発生。ついには人形たちは劇場を飛び出して、それぞれに大阪の街を駆け回る……。

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