ドラマ1週間:阿佐ヶ谷姉妹が次期朝ドラで蛇と蛙に 日テレ10月期土曜ドラマは考察ミステリー「良いこと悪いこと」

連続テレビ小説「ばけばけ」で蛇と蛙を演じる「阿佐ヶ谷姉妹」=NHK提供
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連続テレビ小説「ばけばけ」で蛇と蛙を演じる「阿佐ヶ谷姉妹」=NHK提供

 1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回(8月23〜29日)は、「阿佐ヶ谷姉妹」の渡辺江里子さんと木村美穂さんが、9月29日にスタートするNHK連続テレビ小説「ばけばけ」で蛇と蛙を演じること、日本テレビ系の10月期の土曜ドラマが、小学校時代の同級生の不審死にまつわる考察ミステリー「良いこと悪いこと」に決まったことが話題になった。前後編で取り上げる。

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 8月27日、亀梨和也さんが、織田裕二さん主演の連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」(WOWOW、2026年放送・配信)で、梁山泊の英傑、林冲(りんちゅう)を演じることが明らかになった。亀梨さんにとっては、個人事務所設立後に撮影に臨んだ初の映像作品となる。梨さん演じる林冲は、豹子頭(ひょうしとう)のあだ名でも知られる“天下稀代の槍使い”。愛する者を国家の策略によって失った過去があり、人生と戦い方に影を落としている……というキャラクター。集英社が累計1000万部突破記念として実施した「キャラクター人気ランキング」の好きな人物で第1位に輝くなど高い人気を誇っている。

 27日、「阿佐ヶ谷姉妹」の渡辺江里子さんと木村美穂さんが、高石あかりさん主演で9月29日にスタートする2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」に出演することが分かった。阿佐ケ谷姉妹が朝ドラに出演するのは初めて。ヒロイン・松野トキ(高石さん)とレフカダ・ヘブン(トミー・バストウさん)の家の庭に住む蛇と蛙(カエル)を演じる。江里子さんが蛇の声を、美穂さんが蛙の声を務め、トキとヘブンの歩みを優しく見守る。制作統括の橋爪國臣さんは「収録は、いつもお二人が漫才をされる時のように掛け合いながら行い、現場は常に笑いに包まれています」と話している。

 また、朝ドラ「ばけばけ」では、倉沢杏菜さんが出演することも分かった。ヒロイン・松野トキ(高石さん)と一緒に織物工場で働く女工のチヨ役を演じる。倉沢さんが朝ドラに出演するのは初めて。倉沢さんは2005年03月18日生まれの20歳。2024年の大河ドラマ「光る君へ」で藤原妍子を好演し話題となった。2026年放送の大河ドラマ「豊臣兄弟!」では、仲野太賀さん、池松壮亮さん演じる豊臣兄弟の妹、あさひ役を演じることも発表されている。倉沢さん演じるチヨは、トキと仲良しで気立ての良いしっかり者。「ばけばけ」ではこのほか、安達木乃さん、岩谷健司さん、前原瑞樹さんの出演も発表された。

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 28日、日本テレビ系の10月期の土曜ドラマが「良いこと悪いこと」に決まった。小学校時代の同級生の不審死にまつわる考察ミステリーで、「プロフィール帳」で顔を隠した13人のキャストの写真が公開された。公開された各キャストのプロフィール帳には、小学生の時に好きだったマンガやテレビ番組などに加えて、赤ちゃんの頃の写真も載せられており、キャストを推理してもらう仕掛けになっている。ドラマは、「こんなところで裏切り飯」(中京テレビ)などのガクカワサキさんが脚本、「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ)などの狩山俊輔さんや、映画「愛のカイブツ」の滝本憲吾さん、長野晋也さんが演出を務める。

 28日、今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第109回が放送され、のぶの幼少期を演じた子役の永瀬ゆずなちゃんが再登場。今回は、本作の脚本を担当した中園ミホさんがモデルの小学生・中里佳保役で、視聴者の間で話題になった。中園さんは、嵩のモデルとなったマンガ家、絵本作家のやなせたかしさんと文通していたことを明かしており、そのきっかけは、小学4年の頃にファンレターを送ったことだという。第109回では、嵩(北村匠海さん)にファンレターを送った佳保が、祖父の砂男(浅野和之さん)と柳井家にやってくる。笑顔で迎えるのぶ(今田さん)と嵩だったが、辛らつな言葉を投げる佳保に、2人はタジタジに……と展開した。

 29日、妻夫木聡さん主演の10月期のTBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(日曜午後9時)の新たなキャストが発表され、安藤政信さん、高杉真宙さん、津田健次郎さん、吉沢悠さんが出演することが分かった。今回発表されたのは、税理士の主人公・栗須栄治(妻夫木さん)の人生に大きな影響を与える馬主・山王耕造(佐藤浩市さん)に関わる重要な人物を演じるキャストで、安藤さんが馬へ最大の愛情を注ぐ調教師の広中博、高杉さんが騎手の佐木隆二郎、津田さんが「東日スポーツ」競馬班のエース記者・平良恒明、吉沢さんが耕造の宿命のライバルである椎名善弘(沢村一樹さん)の敏腕レーシングマネジャー・相磯正臣をそれぞれ演じる。

 29日、斎藤工さん主演の連続ドラマ「誘拐の日」(テレビ朝日系、火曜午後9時)の見逃し配信から調査した「完再生率」が、今クールの全局ドラマの中で1位となったことが分かった。「完再生率」は、視聴者が途中で脱落することなく、最後まで視聴した割合を示す数値。再生回数だけでは計れない、視聴者の“熱中度”を示す。今作の完再生率は、全話平均78.2%と高い数値を記録している(TVer DATAMARKETING算出、計測期間:7月1日~8月25日)。またテレビ朝日によると、第2~6話の4週連続で見逃し配信の再生回数がV字回復して上昇し続けるという、連ドラとしては珍しい現象を生んでいるという。

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