仲間由紀恵:民放GP帯初主演の北村有起哉と夫婦役 脚本・岡田惠和の“大人のドラマ” 10月期“木10”「小さい頃は、神様がいて」

10月期のフジテレビ系ドラマ「小さい頃は、神様がいて」で共演する北村有起哉さん(左)と仲間由紀恵さん=フジテレビ提供
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10月期のフジテレビ系ドラマ「小さい頃は、神様がいて」で共演する北村有起哉さん(左)と仲間由紀恵さん=フジテレビ提供

 俳優の仲間由紀恵さんが、10月9日にスタートするフジテレビ系「木曜劇場」(木曜午後10時)枠の新ドラマ「小さい頃は、神様がいて」で、主演の北村有起哉さんと夫婦役を演じることが9月5日、明らかになった。同局の4月期“月9”(月曜午後9時)で話題になった「続・続・最後から二番目の恋」などで知られる脚本家・岡田惠和さんの完全オリジナル。北村さんが地上波のゴールデン・プライム帯ドラマの主演を務めるのは初めて。

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 今作は、3階建てのレトロマンションに住む、3家族の物語を描いたホームコメディー。3階で暮らす、2人の子を持つ小倉渉(おぐら・わたる、北村さん)と妻・あん(仲間さん)を中心に人生模様をユーモラスに描く。物語は19年前、小倉夫婦があることがきっかけで「子どもが二十歳になったら離婚する」という約束を交わすところから始まる。その言葉をすっかり忘れてマイペースに生きてきた夫・渉と、その言葉を心の支えとして過ごしてきた妻・あん。全く異なる思いを抱えた2人が何気ない日常の中で少しずつ心を揺らしていく様子を、繊細かつ軽やかに描いていく、心にじんわりと染みる、“大人のドラマ”になるという。

 キャスト、スタッフのコメントは以下の通り。

 ◇北村有起哉さんのコメント

 --本作のオファーを受けて。

 岡田さんの作品に出演させていただくのは今回で2回目ということで、とてもうれしかったです。そして、まさかこの歳(とし)で“ゴールデンの主演”という大役をいただくとは思っていなかったので、正直ビックリしました。“えっ! いいんですか!?”という気持ちになりましたね。

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 --台本を読んでみて。

 岡田さんの作品には、いわゆる“悪人”が出てこないんですよね。どこかほのぼのとしていて、その中にちょっとズレている人がいたり、小さな摩擦やゆがみが生まれたり……。そういった部分が、見ている方にとってはクスッと笑えるような、ささやかな仕掛けになっていると思います。自然と引き込まれる岡田さんの劇世界の中で、僕も肩の力を抜いて、のびのびと演じられたらと思っています。

 --小倉渉という役について。

 渉は自分自身と重なる部分が多いのですが、客観的に見ると、“ダメだな~こいつ……”と思うところはたくさんあります(笑)。そしてこのドラマは、“離婚するのか、しないか”というのがテーマの一つでもあるので、そのズレをしっかり見せられるように、夫婦のデコボコ感を出しつつ、憎まれない、むしろ愛される夫婦像を作っていければと思っています。

 --仲間由紀恵さんとの共演について。

 以前、チャリティー活動でご一緒する機会があって、何度かお会いしていたので、もともと親近感はありました。ただ、作品での共演は、久しぶりだったので、ご縁があって本当に良かったです。(仲間)由紀恵ちゃんは、とても真面目でストイック、そしてほんわかした一面もある方。そんな彼女が今回、“あん”という役をどうアプローチするのか、楽しみです。せりふのやり取りを通して、お互いに想像もつかない表情や空気感が生まれてくれるような、そんなシーンが撮れたらうれしいですし、それがこの作品の成功にもつながるのではないかと思っています。

 --放送を楽しみにしている視聴者の皆様へメッセージを。

 ある日突然、ごく普通の家族だったはずなのに、“離婚宣告”がなされます。しかもそれは、ずっと前に交わした約束で……。そんな約束をすっかり忘れていた夫と、それを信じて計画的に準備を進めてきた妻、そしてそれに気付いた子どもたち。それぞれの視点で、家族のバランスがどう崩れていくのか。また、同じマンションに住む3家族が、それぞれの悩みを抱えながらも支え合い、ときにはぶつかり合いながらも関係を築いていきます。岡田さんワールドでお届けする、独特な3家族のアンサンブルを、ぜひ最後まで見届けてください!

 ◇仲間由紀恵さんのコメント

 --本作のオファーを受けて。

 久しぶりのフジテレビの連続ドラマということで、“ホームに帰ってきた”ような気持ちです。そんな中で、岡田さんの作品に出演させていただけるのは本当にありがたいお話でした。岡田さんの作品は、ハートフルで温かくて、でもどこかクスッと笑えるような印象があって、今回もきっとそんなステキな作品になるんだろうなと、楽しみにしています。挑戦しがいのあるこの機会を大切にしながら、たくさんの方に届くよう、心温まる作品を目指して頑張ります。

 --台本を読んでみて。

 岡田さんらしい、優しさにあふれた世界観の中で、一生懸命に生きている人たちの悩みや思いが丁寧に描かれていて、私たちの心にそっと寄り添ってくれるようなドラマになると感じました。特に、家族の何気ない会話のやりとりが印象的で、そこにこそ岡田さんらしさがにじみ出ていると思います。せりふの量も多くて少しプレッシャーを感じますが(笑)、しっかり覚えて、現場の空気感を大切にしながら、丁寧に演じていきたいです。

 --小倉あんという役について。

 あんという女性は、特別に何かに怒っているわけではありません。むしろ日常をフラットに楽しんでいるような人物です。でも、ちゃんと自分の中に意思を持っていて、芯のある女性だと思います。シーンによっては、“この人、何を考えているんだろう?”と分からなくなる瞬間もあるかもしれませんが、そこも含めて奥行きのある、明るく強い女性像を深めていけたらと思っています。

 --北村有起哉さんとの共演について。

 以前、時代劇で共演させていただいた時は、敵対するような関係性だったので、今回は全く違う“夫婦”という関係でご一緒できることを楽しみにしています。北村さんは本当にお芝居が素晴らしくて、何より声がすごく優しいんです。私はその声がとても好きで……(笑)。今回、夫婦としてお芝居を交わせることが楽しみですし、とても頼りにしています。

 --放送を楽しみにしている視聴者の皆様へメッセージを。

 “離婚をする”という前提のもとで日常を過ごしている、ちょっと変わった女性を演じます。でも、どこか共感できたり、“その気持ち分かるんだけど、かわいそうだな”と思えたり、いろいろな思いを感じて、心が動くような作品になると思います。私も一生懸命この役と向き合って、たくさん笑ったり、泣いたり……全力で1クール駆け抜けたいと思います。最後までご覧いただけたらうれしいです。

 ◇脚本・岡田惠和さんのコメント

 北村さんとは2度目のお仕事ですが、なんと地上波のゴールデン・ドラマは初主演だそうで、これにご一緒できることは、とてもとても光栄なことであります。気合も入ります。仲間さんとはドラマ界で同じ時代を生きてきた同志のような感覚があります。初めて書かせていただきます。ついにです。うれしいです。いろいろ連ドラを書いてきましたが、男女や家族はあっても、実はあまり夫婦をメインステージに置いて書いてはきませんでした。最高にいいやつなのに、なんかダメでなんかズレている夫と、そんな夫にイライラしているけど、どこか柔らかくて呑気(のんき)でかわいい妻。夫婦の果てしなき日常を楽しんでいただけたらと思います。新鋭・酒井麻衣監督と、初タッグを組む田淵(麻子)プロデューサーを筆頭に、脚本打ち合わせは女性ばかり。にぎやかで、まるで娘たちの中にいる父のようで、朗らかな時間です。ドラマにもきっとそんな空気が反映されていると思います。木曜の夜に安心して、バカだねと笑ったり、“わかるわかる”とうなずいたり、ちょっぴり泣けたり、愛らしいドラマをお届けしたいと思います。

 ◇プロデュース・田淵麻子さんのコメント

 小さい頃から、私の人生は岡田さんのドラマと共にありました。登場人物がみんな愛らしくて、人の心や関係性が繊細に描かれていて、優しく心に響くセリフがたくさんあって……。そんな岡田さんと今回ご一緒できることを、とてもうれしく思います。渉は、順風満帆な人生を送っていると思っているけれど、どこかちょっとズレていて。そんな渉を、妻のあんは冷めた目で見ていて……。そんなどこにでもいる家族とそのまわりにいる人々の機微を描きます。渉役の北村有起哉さん、あん役の仲間由紀恵さんは、まさに渉とあんが動き出したように演じてくださると思い、お願いさせていただきました。今作も、きっと登場人物それぞれに共感したり、笑ったり、ホロっとしながら見られるドラマに仕上がっていくと思います。フジテレビが新たにお送りする大人のホームコメディーをぜひご覧ください。

ドラマ「小さい頃は、神様がいて」相関図公開! 岡田惠和脚本、北村有起哉×仲間由紀恵が夫婦役

(C)フジテレビ
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