トロン:アレス:監督、キャストが語る製作の裏側 夜のバンクーバーを6週間閉鎖 特別映像公開

「トロン:アレス」(C)2025 Disney Enterprises,Inc. All Rights Reserved.
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「トロン:アレス」(C)2025 Disney Enterprises,Inc. All Rights Reserved.

 世界で初めてCG(コンピュータグラフィックス)を本格導入した長編映画として知られる米映画「トロン」の15年ぶりの最新作「トロン:アレス」(10月10日公開)で、主演のジャレッド・レトさんらキャスト陣やヨアヒム・ローニング監督が撮影秘話を明かす特別映像が公開された。

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 「トロン」(スティーブン・リズバーガー監督、1982年)は、デジタル世界に送り込まれた天才プログラマーのケヴィン・フリンが、生死をかけたゲームに挑んでいく様子を描き、社会現象を巻き起こした。28年後の2010年には続編「トロン:レガシー」(ジョセフ・コジンスキー監督)が公開され、ケヴィンの息子、サムを主人公に、青白く輝くネオンを基調とした当時最先端の映像で多くのファンを魅了した。

 最新作「トロン:アレス」では、現実世界でAIプログラムの実体化が成功し、最強の人型AI兵士アレスが開発される。制御不能となったAIたちは暴走を始め、デジタル世界が現実世界を侵食していく中、現実世界で“人間”を知ったアレスにもある異変が起きる。果たしてアレスは人類の救世主となるのか……というストーリー。

 解禁された特別映像は、ローニング監督が「トロンを現実世界へ連れて行く。」と語る場面から始まる。ローニング監督は、夜間のバンクーバーを6週間にわたって閉鎖して行ったというライトサイクル走行シーンの撮影秘話を告白。デジタル世界が現実世界を“侵食”するという展開によりリアリティーを持たせるため、最新のCG技術に加えて実際のカメラで撮影された映像を用いたという監督のこだわりが明かされる。

 さらにアレスを演じるレトさんは「トロンが大好きだ。子供の頃にこの映画をみて、そして今、そこに立っている自分がいる」と本作参加への喜びを語るほか、第1作「トロン」からケヴィン・フリンを演じるジェフ・ブリッジスさんは「オリジナルから『トロン:アレス』への進化は本当に素晴らしい」とコメント。アレスと大きく関わっていくことになるイヴ役のグレタ・リーさんや、ジリアン・アンダーソンさんらのコメントも収録されている。

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