トロン:アレス:全米興収オープニング3日間で50億円、日本でも洋画1位に 最強AI兵士アレスとアテナの特別映像も解禁

映画「トロン:アレス」の一場面 (C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
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映画「トロン:アレス」の一場面 (C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 米映画「トロン」シリーズの最新作「トロン:アレス」(ヨアヒム・ローニング監督)が10月10日に日米同時公開された。全米では、オープニング3日間の興行収入33億5000万ドル(約50億2500万円)で初登場1位を記録し、全世界興行収入は60億5000万ドル(約90億7500万円)を突破した(Box Office Mojo調べ、1ドル=150円換算)。日本では週末興行収入・動員ランキングでともに洋画1位に輝くスタートを切った。

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 世界で初めてCG(コンピュータグラフィックス)を本格導入した長編映画として知られる米映画「トロン」(スティーブン・リズバーガー監督、1982年)はデジタル世界に送り込まれた天才プログラマーのケヴィン・フリンが、生死をかけたゲームに挑んでいく様子を描き、社会現象を巻き起こした。18年後の2010年には続編「トロン:レガシー」」(ジョセフ・コジンスキー監督)が公開され、ケヴィンの息子、サムを主人公に、青白く輝くネオンを基調とした当時最先端の映像で多くのファンを魅了した。

 15年ぶりの最新作「トロン:アレス」では、現実世界で最強の人型AI兵士アレス(ジャレット・レトさん)が開発される。圧倒的な力と優れた知能を備えた究極の兵士だが、現実世界で“生存”できるのはわずか29分間。 “永遠”を求めてAI兵士たちは暴走を開始し、デジタル世界が現実世界を侵食していく。そして現実世界で“人間”を知ったアレスにもある異変が起きる。果たしてアレスは人類の救世主となるのか……というストーリー。

 新作が公開されると観客からの評価も高く、米国の大手レビューサイトのRotten Tomatoesでは観客スコア87%を獲得。さらにPostTrakでは一般観客から星4(5点満点中)をという好スコアを獲得している。SNSでは、「没入感がえぐかった」「SF満載なメカがかっこいい上に、AI兵士が華麗に大暴れしてて映像がめっちゃ面白い!本当にアトラクション!」「IMAXの迫力ある映像に没入しながら、腹の底を震わす重低音に圧倒されるのがとても楽しくて」などのコメントが相次いでいる。

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 前作「トロン:レガシー」から15年、シリーズの帰還を待ちわびたファンからは「作品の進化と過去作オマージュを感じて最高にエモい」「トロンに熱狂していた当時小学生だった自分に伝えたい!40年後サプライズが待っているぞ!」といった声が寄せられた一方で、「映像と音がすごすぎて物語わかんなくても面白かった!」「何も予習してなくても存分に楽しめる」と、シリーズ初見の方でも十分に楽しめるという声も多く寄せられている。さらに、「ナイン・インチ・ネイルズの音楽がとにかく良い」と重厚感あふれる劇伴にも称賛の声が。「人間とAIのドラマに泣いた」とAI兵士アレスの葛藤を通して描かれる生きる意味といった普遍的なテーマに胸を打たれる声も多く寄せられた。

 併せて、最強AI兵士アレスとアテナの特別映像が解禁された。アレスの映像では、9年におよぶ製作期間に触れ、アレス役のレトさんが「『トロン』は僕の人生を変えた作品で、かつてないほどの想像力を体感した。(『トロン』が公開された)1982年はゲームの進化によって映画界でも技術の融合が見られた年。映画館には未知の世界が広がっていた」と「トロン」への深い思い入れと、公開当時に受けた衝撃を振り返った。さらに、フリン役のジェフ・ブリッジスさんについて、「彼は憧れの俳優で、共演できて本当に光栄だった」と敬意を表していた。

 アテナの映像では、冷酷な兵士アテナを演じるために「鍛えた」と語るジョディ・ターナー=スミスさんがワイヤーアクションによる高所からの落下や、ライトディスクや警棒を駆使した戦闘シーンなど、体を張った本格的なアクションに挑戦している姿を収めている。

「トロン:アレス」特別映像「主演ジャレッド・レトが語る制作の裏話」

特別映像「アテナになるまで」

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