新婚さんいらっしゃい!:プロマジシャンの夫、一晩120万円の生活捨て妻と結婚 ハグで“恋のマジック” 決め手はナスの煮浸し

9月14日放送の「新婚さんいらっしゃい!」から(C)ABCテレビ
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9月14日放送の「新婚さんいらっしゃい!」から(C)ABCテレビ

 藤井隆さんと井上咲楽さんがMCを務める長寿バラエティー番組「新婚さんいらっしゃい!」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後0時55分)。9月14日は、一晩で120万円稼ぐ生活よりも妻といることを選んだマジシャンの夫と愛妻が登場する。

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 8歳でマジックを始め、中学生でプロになった夫。幼少期から海外遠征し、マジシャンが審査員を務めるジュニアコンクールで世界3位に輝いた。現在は企業の営業マンとして働きながら、依頼に応じてマジシャンとしても活躍している。妻は、幼稚園の先生というカップルだ。

 出会いは神戸市にあるバーで、店長がマジシャンだった。妻が友人に連れられて行ったその場所に、夫も客として通っていた。その後、お互いが1人で来た時に、店長が夫をマジシャンだと紹介。当時の夫は髪が長く毛先が金髪で「チャラそう」というのが妻の第一印象だった。

 バーで夫は妻に数々のマジックを披露し、ハートをつかんだ。夫も次第に、明るい性格の妻にひかれていったという。

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 ある日、米ラスベガスでの2年契約の仕事の話が夫に舞い込んだ。家も借り、準備金500万円も用意したところでバーに報告へ行った。たまたま来店していた妻は「行かんといてほしい」と感じたことで、自身の恋心に気づく。その帰り、妻が夫を送り「寂しいから最後にハグしよう」と提案。それで夫は「恋のマジックにかけられた」ようで、「海外に行くけど付き合ってほしい」と告げた。

 そこから渡米まで、たった1カ月の同棲(どうせい)生活をスタートした。夫は「胃袋」をつかまれ、妻をより好きになったという。中でもお気に入りの料理を「撮ってきた」と夫が見せてくれたのはナスの写真。それをもんで妻の手にかざすと、小ナスが出てきて、写真からは消えているという驚きのマジックを披露した。「お気に入りの料理」の答えは「ナスの煮浸し」だった。

 気持ち的にはもう妻と離れたくない夫だったが、「せっかくのチャンスだから」と妻が後押しして渡米。毎晩、どちらかが寝落ちするまで電話をつなぐ日々が始まった。ラスベガスでは、一晩で120万円稼ぐ日もあったという順風満帆なマジシャン生活。しかし、4カ月ほどたったある日、周りに不幸があって、妻は深く落ち込み、浮上できずにいた。そんな妻を励まそうと、夫はひとまず帰国。あるきっかけで日本にとどまることを決意したというが、その答えはこの中にあるといい、ぺしゃんこのペーパーバッグから取り出したのは、またしてもナスだった。

 結局、ナスの煮浸しが決め手となり、夫は金や名声よりも愛を選んだ。新婚生活は幸せそのものだが、プロポーズがなかったのが心残りだと妻。しかし夫も、せっかくの機会だからと、妻に内緒で指輪を用意。プロポーズの言葉を述べ、再びケースを開けると、指輪がない。「消えたわけじゃなく、移動しただけ」と夫が示したその先はまさかの……? 世紀のサプライズマジックに妻は、大感動だった。

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