あんぱん:残すは最終週のみ 相関図で振り返る登場人物の変遷 前触れなくフェードアウトした者や“最大瞬間風速”吹かした者も

連続テレビ小説「あんぱん」の人物相関図(第1週~) (C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」の人物相関図(第1週~) (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)は、最終週(第26週)「愛と勇気だけが友達さ」の放送を残すのみとなった。ドラマには多くのキャラクターが登場し、また去っていったが、その変遷を人物相関図を基に振り返りたいと思う。中には“その後”や近況が知りたくなるキャラクターもいて……。

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 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

 ドラマは3月31日にスタートし、公式サイト上では実に15回も人物相関図が更新された。そのいずれにも名を連ね、“完走”を果たしたのが7人。顔ぶれは、今作の主人公・のぶ(今田美桜さん)と、のぶとは小学校からの友達で、後に結婚した嵩(北村匠海さん)、のぶの母の羽多子(江口のりこさん)、妹の蘭子(河合優実さん)とメイコ(原菜乃華さん)、嵩の母の登美子(松嶋菜々子さん)と伯母の千代子(戸田菜穂さん)だ。

 劇中で故人となったり、のぶや嵩の人生との接点がなくなると、名前が消えるのが相関図の基本だが、ふとしたときに再登場するパターンも。そういった意味で、出たり入ったりを繰り返したのが、“ヤムさん”こと村草吉(阿部サダヲさん)と、“健ちゃん”こと辛島健太郎(高橋文哉さん)だ。

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 風来坊のパン職人であるヤムさんは第11週で一度消え、第16週で復活したかと思えば、再び第18週には名前はなく、行方知れずに。次に名前が載ったのは第24週になってからだった。また、嵩の友人で、後にメイコと結婚した健ちゃんも似たような感じで、第11週で一度消え、第12週で復活し、第16週の時点で再び名前はなくなるも、第19週で再々登場と、出たり入ったりした。

 舞台が変われば相関図も大きく変わるのが常で、戦時中の小倉連隊メンバーや、戦後すぐの高知新報メンバーが大量にインし、大量にアウトしたことも。のぶの幼なじみの小川うさ子(志田彩良さん)、女子師範学校の教師・黒井雪子(瀧内公美さん)も舞台の移り変わりに合わせて、フェードアウトしてしまった。また、柳井家の女中の“おしんちゃん”こと宇戸しん(瞳水ひまりさん)のように、なんの前触れもなく相関図から名前が消えたこともあった。


 相関図上は1週のみの人物もちらほら。中でも“最大瞬間風速”を吹かしたのが、「手のひらを太陽に」を歌う人気歌手の白鳥玉恵(久保史緒里さん)だ。出番は1週(第21週)どころか、1回(第101回)のみ。嵩にリサイタルの構成などを頼み、のぶの嫉妬心に火をつけた“グイグイ”な感じが話題になったが、翌週(第22週)の相関図にはすでに名前はなく、潔いほどだった。

 果たして、うさ子や黒井先生、おしんちゃん、または白鳥玉恵の、“その後”や近況がもたらされることはあるのだろうか……。ドラマは9月26日に最終回を迎える。

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