高石あかり:“朝ドラバトン”受け取り「夢見る瞬間」 今田美桜から「たくさん食べてよく寝て頑張って」とエール

連続テレビ小説のバトンタッチセレモニーに出席した高石あかりさん(左)、今田美桜さん=NHK提供
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連続テレビ小説のバトンタッチセレモニーに出席した高石あかりさん(左)、今田美桜さん=NHK提供

 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)の“バトンタッチ”セレモニーが9月23日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で行われ、放送中の「あんぱん」のヒロイン・今田美桜さんと、29日スタートの「ばけばけ」で主演を務める高石あかりさんが出席。今田さんから高石さんへバトンが渡された。

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 バトンを受け取った高石さんは「バトンタッチ会は夢見る瞬間で、きょうをすごく楽しみにしていましたし、何より、今田さんにバトンを渡していただけるということが本当にうれしくて。以前お会いしたときに本当に温かくて優しくて、そんな今田さんに支えられていたので、また今回も支えていただいているような気がしてうれしいです」と話した。

 今田さんは、朝ドラの撮影期間について、「1年間という撮影は本当に振り返るとあっという間だったんですけど、やっぱり長いので、とにかくたくさん食べて、よく寝て、心も体も健康に」と振り返り、高石さんに「きょうお邪魔させてもらって、すごく温かくて。きっと周りの皆さんが支えてくださっているでしょうし、今後もそうだと思いますが、たくさん食べてよく寝て頑張ってください」とエールを送った。高石さんは「ありがとうございます。たくさん食べます」と感謝を伝えた。

 恒例となっているドラマゆかりの品のプレゼント交換では、今田さんから高知県の伝統工芸品「土佐凧(とさだこ)」が、高石さんからは島根・松江の伝統工芸品「八雲塗の手鏡」と「松江市宍道湖産のしじみ」が互いに贈られた。土佐凧には「ばけばけ」に欠かせないしじみ汁が墨の線で描かれ、伝統的な赤い色には魔よけの意味が込められていると伝えられると、高石さんは「スタジオの前に貼っておきたい」と話した。

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919~2013年)と、小松暢さん(1918~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。脚本は、「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)シリーズなどで知られる中園ミホさんが手掛けた。

 「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘で、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツがヒロインのモデル。外国人の夫と共に「怪談」を愛し、西洋化が進む明治の日本で埋もれてきた「名もなき人々」に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語。NHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」やWOWOWの「撮休シリーズ」などを手がけたふじきみつ彦さんが、脚本を担当する。

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