良いこと悪いこと
第8話 7人目、だーれだ?
12月6日(土)放送分
俳優の赤楚衛二さんが、2026年1月12日にスタートする、テレビ東京系ドラマプレミア23「キンパとおにぎり~恋するふたりは似ていてちがう~」(月曜午後11時6分)で主演することが9月30日、明らかになった。ヒロインは、世界的な人気を誇ったガールズグループ「IZ*ONE(アイズワン)」出身のカン・ヘウォンさんが務める。
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まるで“キンパ”と“おにぎり”のように、見た目や材料は似ているのに食べると味は違う……日本と韓国の文化や価値観の違いにとまどいながらも惹(ひ)かれ合う、ひたむきな2人のピュアなラブストーリーとなる。各話の地上波放送と同時のタイミングで、Netflixでの世界独占配信が決定している。
主人公・長谷大河を演じる赤楚さんは今年、映画「ある近畿地方の場所について」「366日」と主演作が目白押し。同局のドラマで主演を務めるのは2020年の「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」以来5年ぶり。大河は、かつては大学駅伝のエースとして将来を期待されていたものの、成績不振で挫折。過去を引きずったまま今は特別な夢もなく小料理店で働き、さえない日々を送っているアルバイト店員。そんな彼が韓国人のヒロインと出会い恋に落ちることで、自身の人生に向き合い、未来に向けての一歩を踏み出していく。
ヒロインを務めるカンさんは、韓国ドラマ「少年時代 -恋と涙と青春と-」(2023年)や「善意の競争」(2025年)などで俳優としても活動。アニメを学ぶため、韓国から日本に留学し、慣れない日本での生活で将来の夢と現実との間でもがきながら、懸命に日々を過ごす大学院生のパク・リンを演じる。カンさんが日本の地上波ドラマに出演するのは初めて。現場では日韓のスタッフとやり取りし、多くの日本語のせりふもこなしているという。そのほか、日韓キャストは今後発表される。
主演の赤楚さん、ヒロインのカンさんらのコメントは以下の通り。
最初にお聞きしたときは、「キンパとおにぎり」という題名に驚いて、「どんなドラマだろう?」と(笑)全く想像ができなかったのですが、いざ台本を読んだら、大河とリンのやり取りなど、登場人物たちの心情描写が丁寧に描かれているラブストーリーでした。なおかつ、次はどうなるんだろうというワクワク感もあり、文化や価値観の壁を乗り越えるためにお互い補っていく姿が、とても愛らしく感じる台本だなと思いました。
大河は大学生のころに陸上で挫折を経験しているんですが、そこから全然前に進めていないんです。なんとなく生きているなか、リンと出会ってどうやって大河が変化していくのかは、見どころかなと思います。
大河やリンをはじめ、登場人物全員がとにかく愛らしいキャラクターなので、ぜひ温かく見守っていただけたらと思います。
お話を聞いた際は、本当にうれしかったです。同時にどう演じるべきか、とても考えました。初めて台本を読んだときは、主人公たちの年齢も私と同じぐらいですし、“夢に向かっていく”という共通点があり、その思いに共感しているうちに物語の世界に引き込まれてしまいました。
大河とリンの関係性や、それぞれが夢に向かう過程を見ていただきたいです。そしてリンだけではなくて、他のキャラクターもそれぞれたくさんの魅力があるので、その点にも注目してほしいです。
このドラマの放送は冬ですが、暑い夏に撮影しました。恋愛ロマンスだけではなくて、魅力的なキャラクターたちそれぞれのヒューマンドラマが描かれていて、共感できるポイントもたくさんあります。ぜひご覧ください!
大きなことでも、些細なことでも、異なるバックグラウンドを持っているから人は惹(ひ)かれ合い、時にはその違いが関係を揺るがすんだと思います。「キンパとおにぎり」見た目や材料は似ていても、中身や味は異なります。違いがあるからこそ相手を知ろうとするし、自分自身のことも見つめ直す。その積み重ねが、本当の愛や理解につながっていくのかもしれません。そんなメッセージを込めながら、みんなでこのドラマを作りました。日常の中で、笑って、泣いて、ときめく大河とリンをぜひ応援してください!
この企画をスタートさせてからもう2年近くたちます。オリジナル脚本ということもあり、とても長い道のりでした。
“国籍の違う2人が、お互いを尊重しながら理解を深め成長していく”。
そんな心温まる、優しいラブストーリーを世界中にお届けしたい。その強い思いで脚本、撮影、編集に至るまで、地道な作業をキャスト、スタッフ一同、コツコツと積み重ねてきました。言葉も背景も違うメンバーが集まっての共同作業は、同じゴールを目指していてもアプローチが違っていて、試行錯誤の連続でした。でも相手の考え方や背景を尊重してコミュニケーションを取りながら、一つ一つ丁寧に進めていきました。さながらこの物語の主人公の大河とヒロイン、リンのように。
その過程があったからこそ、相互理解が深まり、結果として、とても良い作品に仕上がったと思います。近年、世の中の空気もだいぶ変容しました。今だからこそ、これから世の中を担う世界中の若者達に、懸命で愛おしい大河とリンの物語を見ていろいろと感じ取ってもらえたら幸いです。おいしいご飯もたくさん出てきます。おなかをすかせてお待ちくださいね。
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