緊急取調室 (2025)
第7話 赤い殺意
12月4日(木)放送分
10月11日にスタートする連続ドラマ「良いこと悪いこと」(日本テレビ系、土曜午後9時)でダブル主演を務める間宮祥太朗さん、新木優子さんと、森本慎太郎さん、戸塚純貴さんが囲み取材会に出席。演じる役柄の印象や、自身の小学生時代について語った。
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ドラマは、小学校の同窓会に集まったメンバーがタイムカプセルを開けるところから物語が展開していく考察ミステリー。間宮さんは、小学生の時はクラスのリーダー的存在で「キング」と呼ばれ、現在は実家の塗装屋を継いだ一児の父・高木将(たかき・しょう)、新木さんは「どの子」と呼ばれていた、現在は「美人すぎる記者」としても活躍する猿橋園子、森本さんはアメリカで経営者になった小山隆弘、戸塚さんはスナック「イマクニ」の店主・今國一成を演じる。
間宮さん 平成を共に過ごした同級生のドラマを作るというお話を聞いた時に、「平成は懐かしいものになったんだな」と思いました。最近、情報番組を見ていた時にも「平成レトロが流行っている」と言われていて、僕らが生まれた平成が、もうレトロと言われるんだ、と。昨日も、学生時代に流行っていたような格好をしている人が結構いて、「一周回ってきたんだな」と実感しました。なので、この作品を今やれることと、自分が関われることが純粋に楽しみですね。
新木さん 同じように、平成が懐かしいものになったんだなというのと、あとは純粋に人間関係というか、私自身が小学生の時に抱えていた、ちょっとモヤっとした部分というか。当時はがむしゃらにその時を生きるしかなかったけど、嫌だと思ったことって覚えているんだなって、この作品の台本をいただいた時にあらためて感じて、この作品を生きるキャラクターの気持ちが救われていくような作品になったらうれしいなと思いました。私も平成5年生まれなんですけど、学園ものじゃなく、こんなに同世代の方が集まれる作品は今後もなかなかないんじゃないかなと思うので、それも存分に楽しみたいなと思いました。
森本さん タイムカプセルという文字を見た時に、「うわ~、小学校の頃やったわ」と思い出しました。そのいい思い出から物語が始まっていくので、出演者としてだけでなく、視聴者としても楽しみな作品です。まだクランクインしていない(※取材時)んですけど、皆さんもおっしゃっている昔の懐かしさを感じながら、でも、今のこの時代に合うように考えながら、普通に没頭できるドラマができたらなと思いましたね。
戸塚さん タイムカプセルを掘り返してないんで、これを機に掘り返してみようかなと。祥太朗とも作品で何度か一緒になってるんですけど、考察、サスペンスというか、シリアスな作品で一緒になるのは初めてだと思いますので、楽しみです。
間宮さん 純貴と一緒にやった映画、めちゃくちゃ考察ものだったよ(笑)。
戸塚さん 考察ど真ん中か(笑)。でも新鮮な気持ちで、同年代の人たちと一体何ができるんだろうって、ちょっと楽しみに思っています。
間宮さん 僕が演じる高木将は小学校の頃の人気者で、わりと流れに身を任せてきたタイプかな、と思っています。人を引き付ける、人の中心になるような素質を持った人だからこそ、そこに甘んじた時も往々にしてあるのかなと。そんなふうに生きてきて、今いる現在地にそこまでの不満もなく、かといってものすごく満足もしていない、ただそこにいるという状態だと思うんです。それが、あるきっかけによって、自分の状態だったり、今まで通ってきた道筋だったりを見直して、自分がどうありたいかなどを顧みることになる役でもあるので、ニュートラルに演じたいなと思っていますし、考察やサスペンス要素はありますが、オーバーにならないようにきちんと表現できたらと思っています。
間宮さん 自分からはあまり言いたくないのですが……(笑)。小学校の時、わりと中心にいるタイプだったので共感できる部分はありますね。
戸塚さん 前に出るタイプね。感じ悪いことないよね。そういうポジショニングだから。変わってないんだな(笑)。
新木さん 園子は正義感があって、軸がぶれないところがすごくすてきだと思います。小学生の時に受けた嫌な経験を、自分自身で払拭(ふっしょく)して正しいと思う方向に自分を連れていける人です。すごく強くて、まっとう。でも、自分を貫いていて強い人って、つまらないわけじゃないけど、面白みがない。多分自分自身でも小学生の時そう思ってたのかな?って。正しいことだけが楽しいにつながるではないし、それが正解でもないけど、自分の意見を通すことによって、違う人と意見がぶつかって面白くないって思われちゃうのも分かっているのに、どうしても自分を曲げないという、信念が強いところがすてきです。そういう人で自分もありたいなって思う、園子の意志が見えるシーンが多くて、そこはすごく共感しました。
とは言え、負っている傷はすごく深いというか、こんなにもその当時の園子を傷つけてるんだっていうのが衝撃で。でも思い返してみれば、小学生のコミュニティーの中で受けた、嫌だなって思ったことは、大人に例えてみるとかなり大きく膨らんだ嫌なことになる。今の自分に置き換えて同じぐらいの嫌なことってなんだろうって想像すると、すごく深く傷つく。だからその時の気持ちっていうのがわかるし、自分の一つ一つの行動や発言に気をつけなきゃいけないなって改めて思うようになりました。
森本さん 勝手に謎の男みたいにしていいですか? 考察に、余計な要素を入れてみようかな、と思って……。本当に、何も言うことないです(笑)。僕も子どもの頃、間宮くん(演じる高木)と一緒のグループでワイワイしていて、成長して、奮起して経営者になった役。めっちゃ自分の話になっちゃいますけど、僕は経営者に憧れていて、経営者の生活をしていたりするんですけど、それがアメリカの経営者のまねなんです。今回、アメリカの経営者なんですよ。だから「役作りはいらない」と思っています。 一つ注意しなきゃいけないのが、説得力のある人じゃなきゃいけないのかなって僕は思ったので、普段の自分は説得力のない人間だから、そこが出ないように、軸を持って、この作品の中でちゃんと生きられるように頑張ろうって思っている所存でございます。
森本さん 朝起きて、ジムに行って体を動かして、瞑想(めいそう)して、パソコンをいじって……。コーヒー飲みながら読書とか。
間宮さん きょうも経営者っぽく入って来たもんね。大きいタブレットを持って(笑)。
森本さん 一応、形から(笑)。
戸塚さん 僕の役はスナック「イマクニ」というお店を経営していて、同級生の皆さんが常連さんなんです。だから基本的にスナックにいて、どんどん近い人達が集まって、その人たちの話を聞きながら、どういう影響を与えていくのか。そしてスナックに来た人がどんどん一人ずつ消えていって、犯人は誰なんだろう……という。
間宮さん スナックを中心に回ってはいかないよ(笑)。でも平成の権化みたいな人だよね。
戸塚さん そうそう。スナックも平成っぽいデザインだったりして、だから一番時が止まっている男かもしれない。でも、今の時代に、それをやるっていう意味をちゃんと作ろうとしているっていうのも、彼にとってはすごく大切なことなのかなと思います。とにかくこのドラマを盛り上げていきたいと思います。
戸塚さん 平成のものとか、見てきたものが全部あると思うので。僕はすごくゲームが好きなんですけど、その当時の歴代ゲームを全部やってきたから、そういうのも今回、ドラマで出てくるのが楽しみです。
森本さん まだクランクインしてないんで、探っていますね。
戸塚さん 初めて会った時の話ですか? それとも今回の? (新木さんに)きれいだな。
間宮さん その回答なのに、今回と初めて会った時どっちですか?って聞いたの意味はあるの?(笑)
新木さん 戸塚さん演じる今國さんとスナックとのマッチ感がすごいなって思いますし、(森本さんは)社長っぽいし、(間宮さんは)なんかキングっぽいし、皆さん本当にそれぞれその役にすごくぴったりハマっているので、現場に入るのがすごく楽しみです。あとは、これからお互いの仲が砕けていくのも楽しみだなと思います。
戸塚さん 年が近いから思い出話がいっぱい出てきそう。
間宮さん いろいろな人たちが集まって一つのものを作る、そこはすごく楽しみです。探るっていうほどあえて探らなくても、多分自然といい空気感ができているものだろうな、とは思います。
森本さん 右(間宮さん)に同じです。左(戸塚さん)はちょっと……(笑)。俺だけちょっとクランクインが遅いんですよね。アメリカにいるんで。だから、本当に役作りで1回行ってこようかな。
間宮さん 入れたかどうか、覚えてないんですよね。
戸塚さん 学校が厳しくて、好きなもの入れられないみたいなルールなかった? 本当のプライベートなものを入れちゃだめで、学校の中で作ったものだけ。掘り返した人いるんですかね? 学校の地形も変わりそうだし。埋めたけど掘り起こした人いない説。
森本さん 友達が卒業アルバムを入れていました。フィギュアとか入れていた人もいました。
新木さん 掘り起こしたの?
森本さん 掘り起こしました。でっかい木があるんですよ。超分かりやすい。そこの下なんで。
新木さん 私は入れたけど、何を入れたか、こんなに覚えてないかな?っていうぐらい覚えてない。どんな形状の何に入れたかも覚えていないけど、やったはずなんです。いつ掘り起こすんだろうね、と同級生と会った時に話したこともあるんでやったと思うんですけど、埋めた記憶がない……。
間宮さん このドラマが放送されて「タイムカプセル掘り起こそう」っていう方が出てきたらうれしいですよね。
間宮さん 僕は、悪い子でしたね……(笑)。クラスでも一番怒られていましたし。いたずら、居眠り、遅刻……、小学生が怒られる項目にチェックしたら全部経験してきたと思います。
新木さん 私は、良い子9割、悪い子1割ぐらい。どっちかっていうと良い子だと思っていますけど、(堂々としている人に)憧れていました。できなかったんですよね。怒られるのが嫌だから。遅刻できないし、宿題も忘れられない。怒られても堂々としている人にすっごく憧れていました。
間宮さん 帰りなさいと言われたら、本当に帰っちゃうみたいな同級生もいたよね。
新木さん そうですね。できなかった。廊下に立てとか言われないように、怒られないようにって生きてたので。良い子のふりした悪い子かな。悪い子になりたかったわけじゃないですけど、なんかそういられる人に憧れてました。
森本さん わたくしは悪い子でしたね。子どもの頃から事務所にいて。
間宮さん 天使って言われてた時だよね?
森本さん 裏では悪い顔をしていました。写真撮るよって言われてもずっとゲームしていて、連れていかれるとか、そんな日々でしたね。
間宮さん それこそキングだよね。(菊池)風磨にその時の話聞いたことあるよ。
森本さん 風磨に「しんちゃんって呼んでいいよ」って言った次の日に、風磨が「しんちゃん」って呼んだら、当時いた取り巻きに「あいつ、今、俺のことしんちゃんと呼んだぜ」って言って、みんなが怒るみたいな。
新木さん キングすぎ!
戸塚さん 守る人がいたんだな。僕も悪い子だったと思います。悪い子というか、遅刻とか、いたずらとかよくやるんですけど、怒られたくないから、謝り方とかすごくちゃんとしていました。
戸塚さん コツというか、やっぱ愛嬌(あいきょう)。先生にや愛されるキャラとか、そうすることによって、いたずらしても「もぉ!」みたいな。愛嬌で乗り切るっていうポジションを小学校の時に身につけた、ずる賢い子どもでした。
間宮さん 僕はプロ野球選手です。アルバムにも書いていました。
戸塚さん 今は諦めたの?
間宮さん いや、まだ夢の途中だね(笑)。
新木さん 小学校のアルバムには「女優になりたい」って書いていました。載るのがわかってるのに、こそこそ書いて、載ったのを見て、笑われていました。
新木さん 10歳の時から事務所に入っていたので、 小学生当時の自分にとっての純粋な憧れだったんだと思います。
森本さん なりたいものとか、好きなものが、僕はコロコロ変わっていたので、サッカー選手も書いていたし、教師も書いてたし、仕事してたから仕事に関わることも何か書いていただろうし。いろんなことに手を出してたなと思います。
森本さん そうですね、僕はほぼほぼサッカー選手ですしね(笑)。いろんな経験をさせてもらったかな。いい人生を歩ませてもらっています。
戸塚さん 多分、レスキュー隊員って書いていた気がする。かっこいいでしょう。とにかくオレンジ色が好きだったんで。あの当時、レスキュー隊の格好がめちゃめちゃかっこいいなと思って憧れて書いていた。戦隊ものとかめっちゃ好きで、やっぱ人を助けたいっていう、通じてるのはそこだったなと思います。そういうやつだったんだなと思います。
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