草なぎ剛さん主演の連続ドラマ「終幕のロンド ーもう二度と、会えないあなたにー」（カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時）が10月13日に始まる。草なぎさん主演の「僕の生きる道」（2003年）から始まる僕シリーズと「銭の戦争」（2015年）からの戦争シリーズのスタッフが集結。脚本は高橋美幸さんのオリジナルだ。草なぎさんは妻を亡くし、シングルファーザーとして生きる遺品整理人・鳥飼樹を演じる。初回は15分拡大。

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　草なぎさんは連ドラ初主演の「いいひと。」（1997年）以来、僕シリーズ、戦争シリーズなど、カンテレ制作のドラマで数多く主演。今回が連ドラ9回目、単発を含めると10回目の主演となる。

　幼い息子を男手一つで育てる遺品整理人の鳥飼樹が、遺品整理会社の仲間たちと共に、さまざまな事情を抱える家族に寄り添っていくヒューマンドラマ。遺品に込められた故人の最期のメッセージを解き明かす感動の物語や切ない大人の恋も描かれる。

　絵本作家で大企業グループ次期社長の妻・御厨真琴を中村ゆりさん、遺品整理会社「Heaven’s messenger」の遺品整理人・矢作海斗を塩野瑛久さん、新人遺品整理人・久米ゆずはを八木莉可子さん、真琴の担当編集者・森山静音を国仲涼子さん、真琴の母親・鮎川こはるを風吹ジュンさんが演じる。

　第1話は……5年前に妻を亡くした鳥飼樹（草なぎさん）は、男手一つで小1の息子を育てている。磯部豊春（中村雅俊さん）が社長の「Heaven’s messenger」で遺品整理人として、遺品に残された故人の思いを遺族に伝えている。

　ある日、女性が孤独死した部屋の特殊清掃と遺品整理をすることになった樹は、新入社員の久米ゆずは（八木さん）を連れ、遺体痕が残る現場へ。依頼人で10歳の時に捨てられたという故人の息子（吉村界人さん）は、母親の孤独死を自業自得だと冷たく言い放ち、遺品は全て処分してほしいと話す。樹はその部屋で故人の思いが詰まったある物を見つける。

　同じ頃、絵本作家の御厨真琴（中村ゆりさん）は、大企業・御厨ホールディングスの後継者で夫の利人（要潤さん）と共に、絵本初出版記念パーティーに出席していた。仲むつまじい夫婦に見える2人だが、多忙な利人は家庭を顧みず、愛のない結婚生活に真琴の心はすり減る一方だった。

　生前整理の見積もりのため、清掃会社に勤める鮎川こはる（風吹さん）宅を訪ねた樹。未婚で産んだ娘が10年前に結婚したこはるは最近、3カ月の余命宣告を受けたという。話を聞いた樹は早速部屋を見て回る。そこへ事情を知らない娘の真琴（中村ゆりさん）が帰ってきて……。