俳優の天海祐希さんが、このほど東京都内で行われた10月16日スタートの主演ドラマ「緊急取調室」（テレビ朝日系、木曜午後10時）の会見に出席し、シリーズ完結に万感の思いを語った。

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　「緊急取調室」は、天海さん演じるたたき上げの取調官・真壁有希子ら警視庁捜査1課「緊急事案対応取調班（通称キントリ）」が、凶悪犯たちと一進一退の心理戦を繰り広げる人気シリーズ。2014年にスタートし、これまで連ドラ4シリーズ（14年1月期、17年4月期、19年4月期、21年7月期）、スペシャルドラマ2作（15年9月、22年1月）が放送されて人気を博した。第5シリーズが10月16日に放送開始し、12月26日公開の「劇場版『緊急取調室 THE FINAL』」でシリーズが完結する。

　劇場版は当初、2023年6月に公開予定だったが、東宝の「総合的な判断」で公開延期に。天海さんは「映画がいろいろあって延期になり、やっと公開できることになって。そこに向けて（ドラマで）助走をつけられる。『本当に待っていてくださって、ありがとう。そして、この12年間ありがとうございます』という、（キャスト・スタッフ）みんなの感謝の気持ちがこもっています」と述べ、「感謝を込めながら（撮影を）頑張りたいと思います」と力を込めた。

　一方、キントリメンバーからはシリーズ完結を惜しむ声も。でんでんさんが「（最近）いつも『ファイナルだ！』と言っていて、どっかの商店街の閉店セールみたいになっちゃって（笑）。今回のファイナルだって皆さん信用したらダメですよ？　（今回の）シリーズが面白かったら、来年もあるかも分からない（笑）。そういうのに期待しつつ今回も頑張りたいです」と話すと、小日向文世さんも「正直、ファイナルという感じが全然しないんです。まだまだ続きそうな感じがして」とにっこり。天海さんも笑いながら、長年のキントリ愛をにじませていた。

　会見には田中哲司さん、塚地武雅さん、初回ゲストの山本耕史さんと若村麻由美さんも出席した。