ドラマ1週間:池井戸潤原作「かばん屋の相続」オールキャスト解禁 「ばけばけ」トキ&ヘブンが「わが心の大阪メロディー」に

「連続ドラマW 池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」のビジュアル=WOWOW提供
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「連続ドラマW 池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」のビジュアル=WOWOW提供

 1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回(10月25〜31日)は、池井戸潤さんの小説が原作のオムニバスドラマ「連続ドラマW 池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」のオールキャストが解禁されたこと、NHKの音楽番組「第25回 わが心の大阪メロディー」に、同局の連続テレビ小説「ばけばけ」に出演する高石あかりさん、トミー・バストウさんらが出演することなどが話題になった。前後編で取り上げる。

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 10月29日、人気刑事ドラマ「相棒 season24」(テレビ朝日系、水曜午後9時)第3話「警察官B」が放送され、新たな“相棒”が話題となった。第3話には、かつて特命係が救った“無戸籍児”高田創(加藤清史郎さん)が、麹町中央署の刑事になって登場。高田と警視庁総務部の鶴来一(細貝圭さん)が連携プレーで活躍し、鶴来は高田と同じ麹町中央署の刑事課に異動して……と展開した。ラストで、小料理屋「こてまり」女将の小出茉梨(森口瑤子さん)が「次世代の杉下さんと亀山さんになれそうなんですか?」と尋ねると、薫は「あいつらなら良い相棒になれるんじゃないですか、右京さん?」と確認し、右京も「なれると思いますよ」と笑顔でうなずいた。この展開に、SNSでは「相棒で新たな相棒の誕生か!!」などのコメントが続々と上がった。

 同30日、吉柳咲良さんが「連続ドラマW-30『ストロボ・エッジ Season2』」(WOWOW)に出演することが分かった。物語を大きく揺るがす重要人物、杉本真央を演じる。原作は、全10巻で累計発行部数800万部(電子版を含む)を超える咲坂伊緒さんの同名マンガ。主演を俳優の福本莉子さんと、人気グループ「なにわ男子」の高橋恭平さんが務める。吉柳さんが演じる真央は、蓮(高橋さん)と安堂(山下幸輝さん)の中学時代の後輩という役どころ。吉柳さんは、第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン「PURE GIRL 2016」で、当時歴代最年少となる12歳でグランプリを受賞。2023年後期のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」や今年1月期の日曜劇場「御上先生」など話題作に出演した。

 同30日、池井戸潤さんの小説が原作のオムニバスドラマ「連続ドラマW 池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」のオールキャストが解禁され、上川隆也さん、黒木瞳さん、石黒賢さん、石丸幹二さんらの出演が明らかになった。全4話で構成されており、上川さんは銀行からの融資を見送られた上に、ある出来事で会社が倒産した神室電機の社長・神室彦一役、黒木さんは資金繰りにあえぐ土屋鉄商の女性社長・土屋年子役、石黒さんは銀行から融資の見送りを告げられる印刷会社の社長・小島守男役、石丸さんはサンタクロースに扮(ふん)して永島(町田啓太さん)にチラシを配っていた謎の男役をそれぞれ演じる。12月27、28日の午後10時からWOWOWプライム・WOWOWオンデマンドで2夜連続放送・配信する。

 同30日、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(月~土曜午前8時ほか)のヒロイン・松野トキを演じる高石あかりさんが、11月4日午後7時半からNHK総合で放送される大阪発の音楽番組「第25回 わが心の大阪メロディー」に出演することが分かった。レフカダ・ヘブン役のトミー・バストウさん、蛇と蛙役のお笑いコンビ「阿佐ヶ谷姉妹」も登場。「ばけばけ」の舞台である島根県松江市から、デュオ「ハンバート ハンバート」が、同ドラマの主題歌「笑ったり転んだり」をパフォーマンスする。また、大阪・関西万博の公式キャラクター・ミャクミャクが、アイドルグループ「NMB48」、こっちのけんとさんと“万博SPパフォーマンス”を披露する。

 同31日、織田裕二さん主演の人気刑事ドラマシリーズの劇場版最新作「踊る大捜査線 N.E.W.」(本広克行監督、2026年秋公開)がクランクインしたことが明らかになった。撮影初日は、雨が降りしきる中、東京・新宿で早朝からスタート。約400人のエキストラが待機する中、トレードマークの青島コートを着た織田さんが登場した瞬間に雨が止むという奇跡が起こった。そして、“青島俊作”に扮(ふん)した織田さんが、大勢のエキストラに追われながら新宿の街を疾走するシーンで撮影が始まった。「踊る大捜査線」は1997年1月にフジテレビ系で連続ドラマがスタートした人気シリーズ。2003年公開の劇場版第2弾「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」は、興行収入173億5000万円を記録し、20年以上たった今も邦画実写記録のトップに君臨している。

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