木村拓哉:「ちょっと嫌だった」アイドルとしての葛藤告白 最新作「TOKYOタクシー」では“キラキラ”そぎ落とした 「有働Times」出演

11月16日放送の「有働Times」で対談する木村拓哉さん(右)と有働由美子キャスター=テレビ朝日提供
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11月16日放送の「有働Times」で対談する木村拓哉さん(右)と有働由美子キャスター=テレビ朝日提供

 木村拓哉さんが、11月16日午後8時56分から放送のテレビ朝日系「有働Times」90分スペシャルに出演する。MCの有働由美子キャスターによるインタビュー企画「レジェンド&スター」で、俳優としての原点やスターとしての葛藤を語る。

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 対談の場所は、レインボーブリッジを望むビルの屋上。11月13日に53歳の誕生日を迎える木村さんに、有働キャスターが花束をプレゼントして祝福し、俳優業の話から始まる。

 木村さんは、1993年のドラマ「あすなろ白書」(フジテレビ系)で大ブレーク。以降多くのヒットドラマを連発するが、俳優としての原点はデビュー以前、17歳の時に参加した故・蜷川幸雄さん演出の舞台「盲導犬」にあると明かす。

 これまで美容師役や検事役など“職業モノ”に出演してきたが、心がけていたのは「本職の方々に失礼にならないこと」。だからこそ「あの作品を見て、今の仕事に就きました」という視聴者の声を聞くのがこの上ない喜びだと、俳優業の醍醐味を語る。

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 山田洋次監督の最新作「TOKYOタクシー」(11月21日公開)にも出演。山田監督の作品に出演するのは「武士の一分」(2006年)以来19年ぶりとなり、本作では、しがないタクシードライバーを演じる。体力的にも精神的にも厳しい現実に直面している役だったため、自分の中の“キラキラ”や“ワクワク”をそぎ落としていくような役作りが必要だったと振り返る。

 アイドル、歌手、俳優として数々の伝説を打ち立て、“平成を抱いた男”とも呼ばれる木村さん。圧倒的な人気を博した当時、アイドルに対してどう思っていたのか聞くと「アイドルっていわれることは、ちょっと嫌だった」と葛藤があったと打ち明ける。また、絶大な支持を受けながらも「調子に乗ることはなかった」と述べ、明石家さんまさんから授けられた“ある言葉”が支えになったと明かす。

 番組最後に、有働キャスターが「木村拓哉にとって“スター”とは?」と聞くと、「みなさんが思っている以上に“光り輝くもの”ではなくて、天体のように地味に動いているだけ……」と述べる。

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