染谷将太:ラジオドラマ初脚本&初演出 妻・菊地凛子も出演 NHKオーディオドラマ「だまっていない」放送

特集オーディオドラマ「だまっていない」の脚本と演出を手がけた染谷将太さん=NHK提供
1 / 7
特集オーディオドラマ「だまっていない」の脚本と演出を手がけた染谷将太さん=NHK提供

 俳優の染谷将太さんが脚本と演出を手がけたNHKの特集オーディオドラマ「だまっていない」が、NHKラジオ第1で12月29日午後10時5分に放送されることが分かった。染谷さんがラジオドラマの脚本と演出を担当するのは今回が初。染谷さんの妻で俳優の菊地凛子さんや、渡辺大知さん、川瀬陽太さん、津田健次郎さんの出演も発表された。

あなたにオススメ

 「だまっていない」は、主人公2人と異星人の時空を超えた戦いを描くタイムスリップ SF×モンスターパニック。異星人の足“音”、声の“音”、タイムスリップの“音”、主人公2人が異星人と戦う“音”、オーディオドラマだからこそできる、とことん“音”にこだわった意欲作となっている。

 人間の姿に擬態して、地球に溶け込んで生きている目的不明・正体不明の異星人“トーカー”。悠吾と咲恵はその「監視員」を仕事にしていた。ある日、いつものように、監視のため2人はトーカーが住み着いているポイントの団地に向かう。すると、いままで1体しか見かけなかったはずのトーカーが、この日は、2体いることが判明する。複数のトーカーを目撃したのは初めてという事態に、2人は恐る恐る、トーカーの潜む部屋に近づいていく。しかし見つかってしまい、その場から逃げようとするが、トーカーの攻撃によって2人は別々の時代へ飛ばされてしまう。タイムスリップした時代で、悠吾と咲恵が互いに目にしたものは、驚くべき光景だった……。

 染谷さんは「以前からずっと、音だけで物語を届けてみたい、音だけで映像や匂いや触感を表現したいという静かな野望がありました」と明かす。

- 広告 -

 「そしてこの度はありがたく、特集オーディオドラマという形で作・演出をさせていただく機会を頂戴しました。演技をするときも、ショートフィルムの監督するときも、私は音を大切にしているなと考えておりました。ですがやはり、音だけの表現は想像を超える難易度と面白味がありました。それをスタッフ、キャストの皆様にたくさん助けていただき形にすることができました」と話す。

 「その形を目で見ることは出来ないのですが、耳から目にして頂くことで、あなたにしか見えない景色が広がるはずです。これは非現実的なストーリーであります。いわゆるSFというやつです。掴みずらい表現から現実を眺めることで、唯一無二な想像をリスナーの皆様がして、皆様にしか見えないストーリーを感じて、これを聴いたら、“だまってはいられない”と思っていただけたら幸いです」と思いを語った。

 NHK FMでは2026年1月10日午後10時に放送。

写真を見る全 7 枚

芸能 最新記事