1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（11月22〜28日）は、芳根京子さんが、NHKの特集ドラマ「有罪、とAIは告げた」で主演を務め、新人裁判官を演じること、ムロツヨシさん主演の連続ドラマ「うちの弁護士は手がかかる」（フジテレビ系）が2年ぶりにスペシャルとして復活し、新たな相棒を木南晴夏さんが務めることなどが話題になった。前後編で取り上げる。

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　11月22日、虐げられてきた妻が“DV夫”を社会的に制裁するストーリーで“オトサツ”の愛称で話題を呼んだ「夫を社会的に抹殺する5つの方法」（テレビ東京）のキャスト、世界線を一新し再構築したリブート版「夫を社会的に抹殺する5つの方法 Re:venge」が、12月17、24日の2週連続で深夜1時から放送されることが明らかになった。元「日向坂46」の加藤史帆さんが、飯島寛騎さん演じるDV夫に復讐する妻を演じ、地上波放送に加え、DMMショートでショートドラマとしても配信する。原作は三田たたみさんの同名マンガ。馬場ふみかさん、野村周平さんで2023年にドラマ化され、2024年には妻を高梨臨さん、夫を栁俊太郎さんが演じたシーズン2も放送された。

　22日、「ダイアン」の津田篤宏さんが、2026年1月期のTBS系日曜劇場「リブート」（日曜午後9時）に出演することが明らかになった。津田さんは、現在放送中の同局系金曜ドラマ「フェイクマミー」にもレギュラー出演しており、2クール連続の連ドラ出演にして日曜劇場デビューとなる。今回発表されたのは、鈴木亮平さん演じる主人公に迫る“闇の勢力”の面々。表向きは飲食やホテルビジネスを手掛けるゴーシックスコーポレーションの社長だが、裏社会でも暗躍する合六亘を北村有起哉さん、ゴーシックスコーポレーション顧問弁護士で合六の裏組織でも幹部を務める海江田勇を酒向芳さん、合六の裏組織の幹部・菊池を塚地武雅さん、もう一人の合六の裏組織の幹部・安藤を津田さんが演じる。

　23日、中川大志さんが、妻夫木聡さん主演のTBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」（日曜午後9時）に、11月30日放送の第8話から出演することが明らかになった。中川さんが演じるのは、沢村一樹さん演じる椎名善弘の息子・展之。展之は幼稚園から大学までエスカレーター式で進学し、大学卒業後に起業。その後、馬主の資格を取得すると、同年代の馬主とともに有志で「若手馬主の会」を立ち上げ、親世代が築き上げた伝統や格式を打ち破り世代交代を目論む。山王耕造（佐藤浩市さん）の隠し子で若くして馬主となった中条耕一（目黒蓮さん）の前に新たなライバルとして現れる。

　23日、芳根京子さんが、2026年春放送予定のNHKの特集ドラマ「有罪、とAIは告げた」で主演を務めることが明らかになった。ドラマは、社会に浸透しつつあるAIと、AIを使う人間のあり方を問う社会派エンターテインメント。芳根さん演じる主人公の高遠寺円は、東京地方裁判所の判事で、著名な女性裁判官であった高遠寺静の孫。真実を見極めようと不断の努力を重ねる立派な裁判官であった祖母の存在は、円には尊敬の対象であると同時に、プレッシャーでもあった。試験的に裁判所に導入されるAI「法神」の処理能力の高さに驚きつつも、人の人生を左右する裁判の判決にAIが関与することには強い警戒感を持っている……というキャラクターだ。ドラマはNHK BSとBSプレミアム4Kで放送を予定している。

　25日、来年1月期の読売テレビ・日本テレビ系の連続ドラマ「身代金は誘拐です」（2026年1月8日スタート、木曜午後11時59分）で、勝地涼さんと瀧本美織さんがダブル主演を務めることが明らかになった。2人は娘を誘拐され、「別の子どもの誘拐」という望まない罪を犯してしまう主人公夫婦を演じる。勝地さん演じる鷲尾武尊は神奈川県警捜査一課の元刑事。現在は、地域密着型の防犯セキュリティ会社「タウン・キーパーズ」で働いている。瀧本さん演じる鷲尾美羽は、主婦の傍ら、近所のファミレスでパート勤務をしている。しかし、8歳の娘が誘拐され、動揺のあまり取り乱してしまい、“子どもを取り戻したい”という一心で、一線を越える決断を下す。

　25日、ムロツヨシさん演じる元敏腕マネジャーのパラリーガルが、平手友梨奈さん演じる新人弁護士に振り回されるストーリーで人気を博した連続ドラマ「うちの弁護士は手がかかる」（フジテレビ系）が2年ぶりにスペシャルとして復活することが明らかになった。木南晴夏さん演じるタレント弁護士が新たなバディーとなり、2026年1月4日午後9時から放送される。杏（平手さん）が香澄法律事務所からアメリカの法律事務所に移籍し、蔵前（ムロさん）は担当弁護士を失って時間を持て余していた。そんな中、売れっ子弁護士の樋口新（木南さん）が独立したがっていると知り、蔵前らは飛びつくが……。

　25日、松田龍平さんが2026年1月期のテレビ朝日系の連続ドラマ「探偵さん、リュック開いてますよ」で主演を務めることが明らかになった。松田さんが同局のドラマで主演を務めるのは初めて。「ミステリーだったら探偵ものがいいかな」という松田さんの発案から始まった企画に、「ヒカン故郷に帰る」（2016年）、「0.5の男」（2023年）に続き3度目のタッグとなる脚本・監督の沖田修一さんが合流した。松田さんが演じるのは、失踪した父の後を継いで探偵稼業をする一方、発明に力を注ぐ、探偵兼発明家の一ノ瀬洋輔。田舎の温泉街を舞台に、一ノ瀬のもとに舞い込むちょっと奇妙な依頼を奇想天外な方法で解決するという“ゆるさ”満載、時に笑えて涙する、心温まる物語になるという。