呪術廻戦:榎木淳弥×浪川大輔 「弟を大切にしている」と言える脹相のすごさ 禪院直哉との兄弟観の違い

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 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された芥見下々(あくたみ・げげ)さんの人気マンガが原作のアニメ「呪術廻戦」の虎杖悠仁役の榎木淳弥さん、脹相役の浪川大輔さんの対談が行われ、虎杖と脹相の関係性などについて語った。

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 --「渋谷事変」では、当初脹相は虎杖のことを“弟の仇”として敵視していましたが、最終的には“弟”として守るようになりました。

 浪川さん あそこまでのバトルをした後に、急に態度が激変するということは、弟に対してよほど強い思いがあるんだなと感じました。脹相はすごく真っすぐで思ったことをきちんと行動に移せるタイプなので、憎めない部分があるんですよね。演じていても感情がすごく分かりやすいので、感情の面に関してはあまり悩まずにできていると思います。言葉通りのところに気持ちがあるという意味では、ほかの術師たちに比べると分かりやすいキャラクターかなとも思います。

 榎木さん 虎杖のことを“弟”だと認めた後、脹相は今回の「死滅回游」の冒頭でもメンタル的にキツい状態の虎杖のそばにずっといてくれています。最初は伏黒もいなかったので、もし虎杖が一人で行動していたら、どんどんマイナスの方向に行ってしまう可能性もあったでしょう。お兄ちゃんかどうかはさておき、そういう存在がそばにいてくれたことは虎杖にとってありがたいことで、救われたんじゃないかと思います。

 --禪院直哉と脹相の兄弟観は対照的ですが、その違いについてはどう感じましたか?

 浪川さん 共感できるのは脹相の兄弟観だとしか言えないよね(笑)。

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 榎木さん 直哉は兄たちを完全にナメていますからね。僕もそうとしか言えないです(笑)。そんな中で、今回、脹相が言っていた「弟の前を歩き続けなくてはならん。だから俺は強いんだ」というのは、いいセリフでしたね。

 浪川さん あのセリフは良かったね。血を分けた兄弟のために頑張る。しかも、そんな自分の術式が血を使ったものというのもすごくいいなと思いました。脹相は不器用そうに見えて、そういうかっこいいセリフをさらっと言うんです。「弟を大切にしている」とか「兄が大事だ」など、それが言えるのはすごいことだなと思います。

 「呪術廻戦」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で2018年3月~2024年9月に連載されたマンガ。強力な“呪物”の封印が解かれたことで、高校生の虎杖悠仁が呪いを巡る戦いの世界に身を投じることになる……というストーリー。コミックスのシリーズ累計発行部数は1億部以上。

 テレビアニメ第1期が2020年10月~2021年3月、第2期「懐玉・玉折/渋谷事変」が2023年7~12月に放送された。第3期「死滅回游 前編」が、MBS・TBS系のアニメ枠「スーパーアニメイズム TURBO」で2026年1月8日から毎週木曜深夜0時26分に全国同時放送される。

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