ダブルインパクト:“二刀流芸人”の賞レースが来年も開催 M-1準優勝のドンデコルテも参戦「社会性のないネタをやりたい」

「ダブルインパクト2026 漫才&コント二刀流No.1決定戦」会見の様子
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「ダブルインパクト2026 漫才&コント二刀流No.1決定戦」会見の様子

 漫才とコントの両方の頂点を決めるお笑い賞レースの第2回となる「ダブルインパクト2026 漫才&コント二刀流No.1決定戦」が開催されることが12月23日、明らかになった。同日、東京都内で会見が行われ、21日に行われた「M-1グランプリ2025」で準優勝に輝いた「ドンデコルテ」ら、大会へのエントリーを表明したお笑いコンビ6組が集結した。

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 大会の優勝賞金1000万円の使い道を聞かれた「ドンデコルテ」の渡辺銀次さんは「長期、積立、分散。この三大原則を守って運用したいと思うんですけど……」としつつ、「まずは光熱費を引き落としにしたいなと思っています」とコメント。さらに「(今は)用紙で払っています」と語り、場を笑わせた。相方の小橋共作さんも、意気込みを聞かれると「M-1という偉大な大会で2位を取らせていただいて、M-1のおかげでいまここに立てていると思うんですね。だから、やっぱりM-1を盛り上げていきたいですね」とボケて笑いを誘っていた。

 また、小橋さんが「(M-1の後から)相方に、結構(SNSの)DMが来てるらしい」と明かすと、渡辺さんは「左右の党から……」と告白。「出馬はしません!」と断言した渡辺さんは、「テレビで(ネタを)やるにあたって、ちょうど(政治的に)真ん中をいくようにしたせいで、(左右)両側から……。だから社会性のないネタをやりたいなと考えております」と語った。

 この日の会見には、「ダブルインパクト」初代チャンピオンの「ニッポンの社長」がMCとして出席したほか、今回エントリーを表明している「ドンデコルテ」「コットン」「スタミナパン」「セルライトスパ」「ダンビラムーチョ」「ななまがり」らが出席した。

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 ニッポンの社長の辻皓平(こうへい)さんは、前回優勝後の変化を聞かれると「初代チャンピオンってことで、『初代って呼んでくれ』って冗談で言ったんですよ、SNSで。そうしたら、大阪でほんまに『初代!』って……。スナックのママみたいなおばちゃんが『初代!初代!』って」と苦笑いで告白。一方、ケツさんは「優勝直後、終わってから会見までの短い時間に、生き別れたおやじから5年ぶりに電話があって。『見てたで』みたいな。優勝直後のほっとした瞬間だったんで、おやじに対して『こいつまだ空気読めへんのか』と思って」とエピソードを明かしていた。

 「ダブルインパクト」は、漫才とコント両方のネタを審査して、真の“二刀流芸人”を決める大会として日本テレビと読売テレビが企画。第1回は2875組がエントリーし、今年7月に決勝戦を開催。「ロングコートダディ」「スタミナパン」「セルライトスパ」「ななまがり」「ニッポンの社長」「かもめんたる」「コットン」らファイナリストが漫才とコント1ネタずつ計2ネタを披露し、「ニッポンの社長」が初代王者の栄冠に輝いた。

 第2回大会では「芸人、出し尽くせ。」という新たなキャッチコピーを作成。予選1回戦は漫才とコントのいずれか1ネタを選択して披露し、今年から予選2回戦以降は漫才、コントの順に2ネタを披露する。優勝賞金は1000万円。プロアマ芸歴不問で、エントリーは12月23日からスタートし、予選は2026年3月を予定。決勝戦は26年夏に放送予定。

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