白石聖:初の大河ドラマで挑む悲劇のヒロイン役「忘れられない存在になってくれたら」 「豊臣兄弟!」は少年マンガみたい

大河ドラマ「豊臣兄弟!」で直を演じる白石聖さん (C)NHK
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大河ドラマ「豊臣兄弟!」で直を演じる白石聖さん (C)NHK

 仲野太賀さん主演の2026年の大河ドラマ豊臣兄弟!」(NHK総合、日曜午後8時ほか)が、1月4日にスタートした。同作で、主人公の小一郎(仲野さん)の幼なじみ・直(なお)を演じるのが、俳優の白石聖さんだ。今回が初の大河ドラマ出演。「小一郎にとっても、視聴者の方々にとっても、直が忘れられない存在になってくれたら」と明かす白石さんが、ドラマや役への印象、「驚いたこと」について語った。

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 ◇直のキャラクターが目からしっかり伝わるお芝居を

 「豊臣兄弟!」は、豊臣秀長(小一郎)を主人公に、兄・秀吉(藤吉郎)とともに強い絆で天下統一という偉業を成し遂げる豊臣兄弟の奇跡を描く、夢と希望の下剋上サクセスストーリー。小一郎の3歳年上の兄・藤吉郎を池松壮亮さんが演じる。

 白石さん扮(ふん)する直は、小一郎と藤吉郎の故郷である尾張中村の土豪の娘。小一郎と同い年の幼なじみで、男勝りな性格だが、小一郎をひそかに慕っている……というドラマのオリジナルキャラクターだ。

 また、乱世に翻弄(ほんろう)される“悲劇のヒロイン”でもある直だが、白石さんはどんな印象を抱いたのか。

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 「「芯がしっかりとしていて、非常にたくましい素敵な女性です。小一郎の気持ちがブレそうなときに直が支えるシーンがあるのですが、小一郎と直の関係性を表していて、直を演じている実感も湧きました」

 自身と比べて「直の方が強いですし、しっかりしている」と感じつつも、「嫌なものは嫌だと言えるのは一つ共通点ではあるのかな」と明かす。

 「監督からは、作り込んで直を演じるより、私の素というか、自分を活(い)かせる部分をそのまま活かしてほしいという話もあって。自分のことを直のように男勝りだとは思わないですが、はっきりしているところは少し似ている部分もあるのかなと思います」

 演じる上で、所作を含めて意識することはたくさんあったという白石さん。

 「時代劇の作品をあまり経験していないので、不安もあり、所作指導の時間を設けていただいてから収録に挑みました。直はとても意思がはっきりしているので、目からそういう部分がしっかりと伝わるお芝居をしたいなと思いながら演じています」

 ◇現場の雰囲気は「和気藹々」 最新のスタジオ技術にびっくり

 小一郎役の仲野さんとは3回目の共演となった。

 「太賀さんとは3度目の共演でしたので、幼なじみという役を作る上で、すごくコミュニケーションがとりやすく、良かったなと思いました。とあるシーンでの太賀さんの本番で気持ちを爆発させるお芝居が本当に素晴らしくて。見習いたいと思い、どのように調整をされているのか、教えていただいて、とても勉強になりました」

 仲野さんが座長として引っ張る現場の雰囲気は、白石さんいわく「和気藹々」

 「太賀さんは、すごく頼れる座長です。現場の周りのことをすごく気にかけているなと感じましたし、何よりも池松さんとの関係性がすごくすてきで。仲の良さがすごく伝わってくるので、2人の笑顔が絶えないことが全体の雰囲気をよくしている理由の一つなのかなと思いました」

 また、大河ドラマ初出演となった白石さんは「撮影現場で驚かされたものの一つに「VP(バーチャルプロダクション)のスタジオ」を挙げる。VPとは、スタジオに設置したLEDウォールに映像やCGを表示する技術で、昨年放送の「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」でも、奥行き250メールという吉原の大通りを再現した。

 「初めて見たので、まるでオープンセットのように感じて、『室内なのに外だ!』って、すごく驚きました」

 そんな初々しさをのぞかせる白石さんに、八津弘幸さんが手がける脚本の魅力について聞いた。マンガ、アニメ好きらしく「少年マンガみたいな疾走感」を感じたとか……。

 「秀長目線で描かれていくのが目新しく、『豊臣兄弟!』における面白さの一つだと私は思っていて。あまり歴史に詳しくない私でも楽しめる脚本でした。『(信長の)草鞋を(秀吉が)温める』という有名なお話のシーンが、コミカルに描かれているのも、八津さんらしいと思いました。読んでいてクスッと笑えるシーンがすごく多いですし、少年マンガのような疾走感を感じました。戦国なので、人は亡くなっていくのですが、キャラクターが本当に魅力的に描かれているので、楽しんで見ていただける作品だと思います」

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