ばけばけ:ヘブンがトキに涙のプロポーズ ただし視聴者を最もクギヅケにしたのは別の場面 第66回の注目度データ

連続テレビ小説「ばけばけ」のロゴ (C)NHK
1 / 2
連続テレビ小説「ばけばけ」のロゴ (C)NHK

 高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第66回(1月5日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者が画面にクギヅケになっていた割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、最高値は午前8時14分の68.2%だった。

あなたにオススメ

 「ばけばけ」は113作目の朝ドラ。ヒロインの松野トキと、その夫となるレフカダ・ヘブンのモデルは、松江の没落士族の娘、小泉セツと、「怪談」などの著作で知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)だ。ドラマの中では大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描くという。

 ◇3人で出雲大社を参拝

 第66回は、ヘブン(トミー・バストウさん)が錦織(吉沢亮さん)と出雲を旅する。ヘブンの好きな古事記の舞台を巡った2人は、旅の終わりに稲佐の浜へ。そこに松江にいるはずのトキ(高石さん)が現れる。ヘブンはトキにプロポーズ。3人で出雲大社に参拝する。ヘブンとトキの関係が大きく前進し始める節目の回だ。

 テレビの前の視聴者のうち、画面に視線がクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」は、序盤が低調だったが、中盤以降はほぼ60%台後半を上下。70%台には届かなかったものの、視聴者の関心をまずまず引き付け続けた。

- 広告 -

 オープニング終了後、次第に「注目度」が上昇。最初に小さな“山”をつくった頂は午前8時7分の67.1%だった。翌日の出雲大社参拝を控え、稲佐の浜から宿に入った3人が部屋で語らう場面だ。

 直前の午前8時5~6分台で、執筆中の日本滞在記への協力をヘブンから感謝されたトキと錦織。午前8時7分台は、感慨深げな2人が、滞在記の執筆が終わったらどうするのか、聞こうとする場面だ。

 錦織がヘブンに松江を離れるのか、実際に尋ねるのは午前8時8分以降で、ヘブンは「イテモ……イイデスカ? マツエ、イル、イタイ」と涙ながらに答える。ずっと自分は「通りすがり」の人間という意識で、さまざまな国を渡り歩いてきたヘブンだが、トキの手を握ると、「トナリ……ズット……トナリ……。イサセテ…クダサイ」とプロポーズする。

 注目度はやや下がるが、プロポーズのやりとりの後半から、トキが即座に「はい」と笑顔で返す午前8時10分台に67.2%と再び回復する。2人のやりとりを後ろで聞いていて、居心地が悪かったのか、お茶を飲もうとして、少しむせる錦織の表情が楽しい場面だ。

 ◇注目度のピークは午前8時14分

 翌日、3人は出雲大社を参拝。トキは八重垣神社の恋占いの結果を思い出す。幸せな場面が、出雲大社のおごそかな雰囲気の中で展開する。注目度もほぼ横バイ状態だ。最後の午前8時14分で、注目度が一気に上昇し、この日の最高値68.2%を記録した。

 このラストシーンは、松江のヘブンの自宅に戻った3人。ヘブンはトキに「ジョチュウ、ナイ。キョウカラ、ココ、クラスンデス。OK?」と語りかけ、トキは少し考えながらも「OK、はい」とうれしそうに答える。その直後、何かに気付いたトキ。「あっ」と大きな声を上げる。ヘブンや錦織はもちろんだが、視聴者もびっくりして、一気に画面を注視した人が多かったに違いない。「大事なことを忘れちょりました」。トキのその言葉で第66回は終わるが、視聴者は多くの人が「そう、忘れてる」とツッコミを入れていたことだろう。

 第66回は幸せな時間がゆったり流れる回だったが、次回以降は少し波乱の展開も待っているのかも。注目度はそちらの方が上昇するのだろうか。

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。(文・佐々本浩材/MANTAN)

写真を見る全 2 枚

テレビ 最新記事