月夜行路 ―答えは名作の中に―
第二話 殺人事件と、消えた凶器と、佐藤さん、全ては繋がる。
4月15日(水)放送分
俳優の仲野太賀さん主演のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合、日曜午後8時ほか)で前田利家を演じる大東駿介さん。利家は“秀吉の生涯の友であり出世争いのライバル”で、小一郎(仲野さん)と藤吉郎(池松壮亮さん)の“豊臣兄弟”に対しては「少し“ツンデレ”っぽくて」と感じる大東さんが、自身の役どころなどについて語った。
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「豊臣兄弟!」は、65作目の大河ドラマ。豊臣秀長(小一郎)を主人公に、兄・秀吉(藤吉郎)とともに強い絆で天下統一という偉業を成し遂げる豊臣兄弟の奇跡を描く、夢と希望の下剋上サクセスストーリー。
前田利家は、血気盛んで派手好きな「かぶき者」だが、槍(やり)の名手として数々の武功をあげ、秀吉と同世代の良きライバルとして出世争いを繰り広げる。やがて柴田勝家の与力として北陸方面軍の一翼を担うが、信長亡きあと勝家と秀吉が対立することになる。のちに五大老の一人として豊臣政権を支え、加賀百万石と称される加賀藩の礎を築く。
「“かぶき者”のイメージが強い利家ですが、史料を調べると、さまざまな側面と広い視野を持った人物だったことがよく分かりました」明かす大東さん。
「現代を生きる私たちの背中を押してくれるエピソードも多くあります。家を守るため、みずから家計の計算をしていたという話からは、『自分が今やるべきことをしっかりやればいい:と、僕自身も利家に励まされている気持ちにもなりました。 枠にとらわれないエネルギーを持っていて、まるで少年マンガの主人公のようです。今年1年、 利家に人生指南をしてもらうつもりで臨んでいます」
豊臣兄弟については「小一郎役の太賀君と藤吉郎役の池松君は、本当の兄弟のように見えるほど強い信頼関係を感じます」と話す。
「たたずまいからもお互いをリスペクトしているのが伝わってきますし、2人が作り上げる“豊臣兄弟”は、チャーミングかつ熱量に満ちています。そんな豊臣兄弟に対して、利家は少し“ツンデレ”っぽくて(笑)。普段はツンとした態度を見せているけれど、時には助言もする。第6回(2月15日放送)で、藤吉郎が人質となったときに『ただ、ちとたいくつじゃ』 とまつ(菅井友香さん)に言う場面がありましたが、これはすでに藤吉郎を認めているからこそのせりふだと思います」
主演の仲野さんは「人としてすごく魅力的」だと感じている。
「彼の持つ熱量が、僕の目にはきらめくように映ります。以前ご一緒したときから『この人はいずれ大河ドラマの主演を務めるだろう』と感じていましたし、そのときには自分もその作品に参加したいと願っていました。現場ではいつもおおらかですが、大事なところはしっかりと締めてくれる。純度の高いエネルギーを一つのシーンに濃縮しているのは、太賀君らしいなと思います。彼の演技にしっかり応えたいという思いで、僕も役と向き合っています」
「5メートルの槍を振り回していた」という逸話がある利家。
「実際は“5メートルに見えるほどの槍さばき”だったようですが、彼の豪快さと繊細さを表現したくて、スタッフさんから練習用に木の棒をお借りして公園で稽古(けいこ)を重ねて、槍が手になじむまで練習を続けました。第5回(2月1日放送)で御前大試合が描かれましたが、藤吉郎との殺陣(たて)は楽しかったですね。本番になると池松君の動きがめちゃくちゃ速くて(笑)。緊張感が高まりましたが、本番で到達点まで連れていってくれるのはさすがだなと思いました。利家としては、小細工なしの “会心の一撃”を藤吉郎にお見舞いしたかったので、殺陣指導の先生と相談し、利家らしい殺陣をつくりました」
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