ワンピース
第1157話 ナミ困惑!ブロックの国の冒険
4月12日(日)放送分
人気マンガ「銀魂」で知られるマンガ家の空知英秋さんのデビュー作が原作のアニメ「だんでらいおん」が、4月16日からNetflixで世界独占配信される。原作は、「銀魂」のコミックス第1巻にも収録されている読み切りで、日本天使連盟送迎部・たんぽぽ組に所属する“天使”である丹波鉄男(愛称テツ)と黒鉄美咲のバディーが、成仏できない霊魂を捜索し、あの世に送る仕事に奔走する。丹波鉄男役の小林親弘さん、黒鉄美咲役の潘めぐみさんに「本当に楽しかった!」という収録の裏側や、作品の魅力を聞いた。
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小林さん 本当に老若男女誰が見ても面白い作品でありつつ、ギャグメインかなと思いきや、泣けたりなんかもしますし、不思議なバランスの作品だなと僕は思っております。何も考えずに見て楽しめる作品だと思っています。
潘さん 「銀魂」よりも先に空知先生が描いたデビュー作ということで、当時から空知先生が抱く大和魂……大和魂は違うかな?(笑)。
小林さん 大和魂? そんな話だっけ?(笑)。
潘さん 日本の志というか、人情味溢れるものって、和を感じるっていうか。空知先生は、一人一人の生き様や志を「銀魂」でも大事に描かれているじゃないですか。それが「ここから始まったんだな」というのが見て取れて、めちゃくちゃうれしかったです。「銀魂」の一人一人のキャラクターの中にテツと美咲とほかのキャラクターたちがいるのが分かるんですよね。だから私たちが“原作”です(笑)。
小林さん 温泉の源泉を見つけたみたいな。
潘さん 「源泉は私たち」みたいな気持ちがあります。
小林さん 鉄男は、普段はやる気のない男で、そういう生き方を選んでしているという。出世とかにあんまり興味がなくて、淡々と自分の仕事をやるようなスタイルではあるんですけど、一応たんぽぽ組の成績は気にしているのかな。どれだけ霊魂を成就させてきたかを数値化して、各組が競い合っているので、役目は果たそうとはしている。なにせやる気を積極的には感じられない人ではあるので、ギャップがありますよね。人情派というか。一人一人にちゃんと向き合って解決していこうっていう魅力がある人です。
潘さん 美咲は一見静かで、静と動だったら静の女の子ではあるんですけれども、ところがどっこい怪力でパワーがあって、テンションの幅がすごく広いんです。ただ、幅はあってもブレはない。芯が一つ通っていて、「なんでこの仕事をしているのか」という理由も本人の中ではちゃんとある。クールなようで、低血圧なようで、すごく思いやりのある子なんですよね。
小林さん どちらかというと、テツのほうがいろいろなことでもめがちなんだけど、それをいさめてくれる。「おい、テツ!」ってめっちゃ言うんだよね。
潘さん かなり言わせてもらってますね。でも、そういう時って、誰かのために怒ったり、突っ込んでいこうとするテツをいさめるんですよね。テツの心根にある「誰かのため」というのが美咲にも分かるからこそ、それができる関係なのかなと思っていて。だから、テツのこともすごく信じているし。年の差とかそういうものじゃないところで信頼関係が生まれていましたね。魂が近かったのかなとすら思います。
小林さん 考え方が似ている感じはあります。
潘さん 見た目も生まれた環境も絶対違うんだけど、そういう部分で通じ合っている。類は友を呼ぶじゃないけど、そうやってたんぽぽ組になっていったのかもなと思う二人です。
小林さん いい出会いですね。
小林さん 「銀魂」で声を当てていらっしゃる声優さんが次々と登場しますから、「先輩に見られてんな」みたいな気持ちはどこかあったかもしれないですが、演じる上では、あまり自分で考えすぎず、空気で作っていく作品だろうなと思っていたので、やり取りを大事にして。当日アフレコスタジオに行って、やっているうちに自然とこういうシーンができましたよ、ということの連続だった気はしています。
小林さん だから、考えてられないです(笑)。反射ですね。どうでしたか?
潘さん 反射じゃない、本能ですね。考えている間すらもったいない。今すぐそのセリフを返すみたいな。このやり取りがめちゃくちゃ心地よくてですね。だから、何かを意識するというよりは、掛け合いの中で輪郭ができていって、肉付けされていったような気がします。皆さんから受け取って、性格など引き出される面が多かったです。私たちはテツたちのように霊魂と向き合っているわけじゃないけど、マイク前のやり取りでそれをすごく感じました。
潘さん 「だんでらいおん」はこっちの座組なのに「お邪魔します、失礼します」という……(笑)。プレッシャーではなくて、敬意でもあるという。「やらせていただきます」「ちょっと失礼します」みたいな。
小林さん それは、すごく分かる。そうだったね。
潘さん だって、先輩方は歴戦20年くらいじゃないですか? いくら作品としてはこちらが先と言っても、我々が演じるのは今回が初めてなので。そういう緊張感もありつつ、お芝居の面では大信頼の方たちばかりだから、そこは安心して飛び込めたかなと思います。
小林さん 楽しかったですよ。毎週本当に楽しかったです。
潘さん 楽しかったです。本来だったら別録(ど)りにならなきゃいけないところも、「銀魂」の長年のミキサーさん・野口あきらさんの“魔法”のおかげで一緒に録れたんです。
小林さん 普通アフレコって、セリフが重なっちゃうところは後でずらせないから、別録りがあるんです。でも、「一緒に録っていい」って言うんですよ。いまだに仕組みがよく分からない。
小林さん さっぱり分からないです。
潘さん ミキサーさんの魔法です。こういう作品だから、一緒に録れてありがたかったです。
小林さん そうそう。助かりました。
小林さん アドリブだらけでしたよ。
潘さん どこがアドリブで、どこがアドリブじゃないか、分からないです。皆さん、自分のキャラクターが映らない、口パクがつかなくて済むところで絶妙にアドリブを入れているんですよね。タイミングも素晴らしいなと思って。
小林さん 潘ちゃんは、僕が声の仕事を始めた時からずっと第一線にいる人なので。
潘さん 覚えていますよ、その現場。
小林さん 「ムシブギョー」ですね。ずっと第一線なので、それだけ皆さんに愛されている役者さんなのは、作品にしっかり向き合っているからこそなんだろうなと思います。「だんでらいおん」でもそれは感じて、やはり作品に愛情がありますから。共演していても、そこはいつもうれしいなと思って。ありがたいです。
潘さん ありがとうございます。ちなみに「ムシブギョー」は、初めてのアフレコではなかった?
小林さん 初めてのアフレコだよ。声の仕事を始めて1カ月くらい。
潘さん そんなタイミングでご一緒して、今やすごいなと尊敬の念しかないです。どう育んできたらそのお芝居が出るんですか? 生き方ですか? そうですか、ありがとうございます!っていう(笑)。だから、バディーという役で掛け合うとなった時は、何の不安もなくて、むしろ頼もしいくらいでした。
小林さん そう言ってくれると、助かります。
潘さん お芝居も、普段のマイクとは違うガンマイクで録っていたということもあって、マイクをマイクだと思ってお芝居しなくていい環境だったんです。だから、向き合ってお芝居してくれるし、目配せもしてくれるから、すごくありがたかったです。
小林さん こちらこそ、ありがとう。
小林さん それこそ、宮野くんも「ムシブギョー」に出演していたんです。僕は宮野くんと同い年で、すごく最前線にいる人というイメージがあったので、こんなに掛け合えて新鮮でした。うれしかったです。
潘さん 現場に入ってきて、マモさんのほうから「同い年ですよね?」みたいな話をされてましたよね。でも、宮野さんは、すごい飛び道具でした(笑)。
小林さん (笑)。
潘さん 正樹だけじゃなくて、いろいろなキャラを兼役でやっていて。
小林さん 「何でもできるんだ、この人」と思って。
潘さん 本当にすごいと思いました。
小林さん 最後の6、7話以外は、どの話から見ても楽しめますし、人を選ばない作品だなと思います。いろいろな人に見てほしい。見どころは、なぜか泣けるところですかね。いいシーン、いいセリフがたくさんあります。
潘さん そうですね、言葉が響きます。アニメーションならではというところで、絵もすごく動きます。キャラクターの作画の素晴らしさはもちろんなんですけど、背景もめちゃくちゃ好きで。明言はされていないけど、私たちが見覚えのある場所が登場します。あとは、「銀魂」ファンの皆様にはうれしいドッキリもいっぱいあります。
小林さん いっぱいございます。
豪華声優陣によりアニメでよみがえる空知さんの伝説のデビュー作。笑って、泣いて、存分に堪能したい。(しろいぬ/MANTANWEB)
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