風、薫る:“勝海舟”片岡鶴太郎ら新キャラが続々と初登場した第11回 視聴者は誰にクギヅケに? 「注目度」データで振り返る

連続テレビ小説「風、薫る」のロゴ (C)NHK
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連続テレビ小説「風、薫る」のロゴ (C)NHK

 俳優の見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「風、薫る」(総合、月~土曜午前8時など)の第11回(4月13日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者が画面にクギヅケになっていた割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、最高値は午前8時14分の73.4%だった。

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 「風、薫る」は、大関和(おおぜき・ちか)と鈴木雅(すずき・まさ)という2人のトレインドナース(明治時代に正規に訓練された看護師)をモチーフに、同じ看護婦養成所を卒業した2人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながらも成長し、やがては“最強のバディー”になっていく姿を描く。見上さんが一ノ瀬りん、上坂さんが大家直美を演じる。

 ◇「瑞穂屋」を訪ねるりん

 第10回は、吉江(原田泰造さん)や直美(上坂さん)が案じる中、りん(見上さん)が環(宮島るかちゃん)を連れて、卯三郎(坂東彌十郎さん)の店「瑞穂屋」を訪ねる。結婚相手を見つけてほしいと頼んでいたが、卯三郎は店で雇ってくれるという。

 テレビの前の視聴者のうち、画面を注視していた人の割合を示す「注目度」は、オープニング終了後間もなくの午前8時3分には68.0%を記録すると、エンディングまで大きく下がることなく、基本的に緩やかに上昇していく右肩上がりのグラフを描いた。

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 ◇初の70%超えは“亀吉”三浦貴大の登場シーン

 第10回は、仕事が見つからず、初めて訪れた東京で途方に暮れていたりんに声を掛けてきた清水卯三郎(坂東彌十郎さん)が、どんな人物で、どんな商いをしているのかが少しずつ明らかになる。視聴者も興味があったのか、注目度が大きく下がる時間はわずかで、多くの時間で70%前後を推移した。

 店の関係者や客ら、初登場するキャラクターも多い放送回だった。たとえば、店に突然顔を出す勝海舟(片岡鶴太郎)。「ちょいと近くに寄ったからね。どうだい? うなぎでも」と、卯三郎を食事に誘う。午前8時7分のそれだけのシーンだが、69.0%と1分前から微増した。ただ、この日のピークというわけではない。

 やや高めの注目度となる70%を最初に超えたのは、午前8時8分(70.2%)から午前8時10分(71.3%)の3分間。ただこの3分間は、実は卯三郎がらみの場面ではない。りんの嫁ぎ先だった奥田屋の亀吉(三浦貴大さん)が、りんと環の行方を捜して、母・美津(水野美紀さん)のもとにやってくる。

 「あの火事で、2人とも……、跡形もなく……」。美津はおいおいと泣きながら、火事で亡くなったのかもと主張し、東京へと送り出したことをごまかそうとする。どこかにりんを隠したと疑っている亀吉は、美津の家を出ると、使用人に命じて引き続き探させる。

 少々臭い芝居だったが、亀吉らに堂々と渡り合った美津が、亀吉が帰った途端、「はあ、怖かった」と漏らすのも、思わず笑ってしまう。

 ◇ピークは“シマケン”佐野晶哉の初登場

 注目度はその後、やや下がるが、エンディングの午前8時14分に、この日の最高値73.4%を記録する。

 瑞穂屋で働くようになったりんはある日、店番に入るが、店員の柳川文(内田慈さん)と手代の松原喜介(小倉史也さん)が外出してしまい、1人、店に残される。そこにフランス人の客が来店するが、りんは何を話しているのかさっぱり分からない。りんが対応に困っていると、風が店内に吹き込み、「Excusez-moi(失礼します)」とフランス語を話す日本人の青年が入ってくる。

 その青年は、人気グループ「Aぇ!group」の佐野晶哉さんが演じる“シマケン”こと島田健次郎。新しく生まれた言葉や外国語に造詣が深く、りんの良き相談相手になっていくという役どころらしい。

 さわやかな風とともにやってくるという、いかにも“イケメン”らしい登場シーン。今後のりんとの関係も注目される。そんな“シマケン”の初登場がこの日のピークだった。

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。(文・佐々本浩材/MANTAN)

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