風、薫る:打ち解け始めた養成所の生徒たち 視聴者が最もクギヅケになった場面は? 第25回を「注目度」で振り返る

連続テレビ小説「風、薫る」のロゴ (C)NHK
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連続テレビ小説「風、薫る」のロゴ (C)NHK

 俳優の見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「風、薫る」(総合、月~土曜午前8時など)の第25回(5月1日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者のうち画面にクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、ピークは午前8時13分の76.4%だった。

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 「風、薫る」は、大関和(おおぜき・ちか)と鈴木雅(すずき・まさ)という2人のトレインドナース(明治時代に正規に訓練された看護師)をモチーフに、同じ看護婦養成所を卒業した2人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながらも成長し、やがては“最強のバディー”になっていく姿を描く。見上さんが一ノ瀬りん、上坂さんが大家直美を演じる。

 ◇終盤、注目度が上昇 70%台後半に

 第25回は、門限に遅れたりん(見上さん)と直美(上坂さん)が罰として寮内の清掃を命じられる。途中で直美は掃除をやめてしまい、その姿を見たりんは直美の胸の内を聞き出すことになる。いよいよ、ナイチンゲールの著書の翻訳結果を発表する日がやってくる。

 テレビの前の視聴者のうち、画面を注視していた人の割合を示す「注目度」は、序盤がやや低かったものの、乱高下しながらも右肩上がりに次第に上昇。終盤には70%台半ばに達した。

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 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。

 ◇翻訳を通して、互いに理解し合う生徒たち

 看護婦養成所に集まった1期生たち生徒の顔触れを紹介してきた第5週「集いし者たち」。最後の第25回は、衝突が絶えなかった生徒たちがナイチンゲールの著書の翻訳を通して、少しずつ打ち解け、理解し合っていく姿が描かれた。

 第25回は、注目度が50%台でスタート。前半は60%台前半に乗るのがやっとだったが、青森県出身の工藤トメ(原嶋凛さん)が実家から送られてきたりんごをみんなに配る午前8時8分で一気に66.0%にジャンプアップ。そして、午前8時10分には73.2%と、この日初めて70%台に突入すると、エンディングまで70%台が続いた。

 午前8時10分台は、ナイチンゲールの著書の中に何度も出てくる単語「observation」の意味を聞いてきた結果を説明し終わった直美に、最年長の泉喜代(菊池亜希子さん)が「直美さん、ありがとう」とお礼を言うあたりから。りんも、シマケンに聞いた訳語「観察」を報告する。2組に分かれ、対立している感じもあった生徒たちが、互いに理解し、優しい顔つきになってきたことが伝わる場面だ。

 ◇ピークは、アップルパイを作るという直美を必死で止める生徒たち

 そして、翻訳の結果を教室で報告する場面を経て、午前8時13分で76.4%とピークを迎える。

 夜、翻訳も終えてホッとしたのか、小腹が減った生徒たちは、りんごを食べようとするが、1人当たり半分ずつ程度しか残っていない。直美が、アップルパイを私が作りましょうかと提案するが、「ああ!」「直美さんが!?」と生徒たちはいっせいに止める。その後の場面が午前8時13分台だ。

 「どういう意味?」とけげんそうな直美に、「そもそもパイ料理は、オーブンというものがないと作れなかったかと」と喜代が指摘。「そうなの?」。平然と答える直美に、「あなた、やっぱり、お料理はなさらない方がいいわ」と喜代が言い渡すと、その場の全員が深々と頭を下げる。「えっ」と不満そうだが、何も言い返せない直美がかわいい。生徒たちの楽しいやりとりの場面だ。

 続く午前8時14分台も76.2%と高い注目度で推移。すっかり打ち解けた生徒たちが、スコットランドから来る看護の先生はどんな人だろうと語り合っていると、「しゃんとしなさい」と英語で注意する外国人の女性が入ってくる。看護の先生なのだろう。第6週への期待感を感じさせるラストで、エンディングを迎えた。(文・佐々本浩材/MANTANWEB)

「風、薫る」最新の人物相関図を公開! 第5週で加わったのは?

連続テレビ小説「風、薫る」の人物相関図(C)NHK
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