35年前に撮影された故・勝新太郎さんのプライベートフィルムが発掘され、5月1日放送のドキュメンタリー番組「ラストデイズ」（NHK総合）で公開されることが分かった。1978年に京都の茶屋で撮影された勝さん主催の宴会の様子で、自ら三味線を弾いたり、映画の構想を語ったり、参加者を笑わせるために日本酒にパセリを入れた「自作のパセリ酒」をあおったりする……という内容で、“伝説”といわれる勝さんの宴会の様子を残した貴重な映像が流れるという。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　プライベートフィルムは、NHKが番組制作のために取材する中で発掘された。フィルムは約100分にもおよび、番組では一部が公開される。当時、勝さん主演のテレビドラマ「座頭市」のスタッフが急きょ、勝さんから呼び出され、ドラマの撮影機材で宴会を撮影するように言われたといい、2台の16ミリカメラで撮影された。

　「ラストデイズ」は、偉人のメッセージを読み解くNHKのドキュメンタリー番組。勝さんの大ファンという俳優のオダギリジョーさんがその足跡をたどる。NHK総合で5月1日午後10時から放送。翌5月2日午後10時からの同番組ではミュージシャンの忌野清志郎さんについてお笑いコンビ「爆笑問題」の太田光さんがその足跡をたどる。