村上虹郎:ムラジュン&UAの長男がカンヌに感激

(C)Kazuko Wakayama
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 俳優の村上淳さんと歌手のUAさんの長男・村上虹郎(にじろう)さんが20日(現地時間)、フランスで開催中の第67回カンヌ国際映画祭で開かれた主演映画「2つ目の窓」(河瀬直美監督、7月26日公開)の会見に登場した。虹郎さんは「映画もカンヌも初めてで、監督に出会えて本当によかったです。現場はつらかったけれど、みんなに出会えてよかった。時間があまりなくて旅行みたいでカンヌに来ちゃったって感じです。ホテルもすごいところに泊まれてよかったです!」と喜びを語った。

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 「2つ目の窓」は奄美大島(鹿児島県奄美市)を舞台に、16歳の少年(虹郎さん)と少女(吉永淳さん)の初恋と成長、自然との共存や生と死などのテーマを描く。虹郎さんの父・淳さんのほか、杉本哲太さん、松田美由紀さん、渡辺真起子さんらも出演する。河瀬監督は同映画祭で、1997年に「萌の朱雀」でカメラ・ドール(新人監督賞)を史上最年少で受賞したほか、2007年に「殯(もがり)の森」で審査員特別グランプリを獲得しており、今回の結果も注目されている。

 会見には、河瀬監督や吉永さん、淳さん、松田さんらが登壇。河瀬監督は「この組の賞にかける思いは世界一だと思っています。この作品に関わった人たちの技術や思いはとても素晴らしく、この映画で自分たちの欲望を満たすのではなく、大切なものを伝えたい。記録というよりも、自分自身の歩みがうそではなかったという証しになればいいと思っています」と賞にかける思いを語った。

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