女優の二階堂ふみさん(19)が出演する映画「私の男」(熊切和嘉監督)が公開中だ。同作は桜庭一樹さんが直木賞を受賞した同名小説が原作で、二階堂さん演じる孤児の花と浅野忠信さん演じる養父・淳悟との禁断の愛を描いている。同作で「第13回ニューヨーク・アジア映画祭」のライジング・スター・アワードを受賞するなど、実力派若手女優として注目を集め、さまざまな作品に引っ張りだこの二階堂さんに、オフの過ごし方や「したいと思ったら明日しちゃうかもしれない」と語る結婚願望について聞いた。
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4月から大学に通っている二階堂さんは、多忙な仕事との両立で、休日は「1日中寝て過ごすことが多いですね」といいつつ、「それか、洋服がすごく好きなので、買い物に行ったりします」とおしゃれに敏感な10代の女性らしい素顔を見せる。
また、「普段から家で料理をする」という二階堂さんは「上京して一人暮らしを始めて、高校1年生から自炊するようになりました」と家庭的な面も見せる。自宅でのメニューは「野菜中心の和食を作ります」と話す一方で、「肉もよく食べます。ステーキや焼き肉など肉中心の食事を週2~3回は食べています」という。
「好きなものを食べるようにしています。今は年齢的に食べるときだと思っていますし。仕事(役柄)で体を絞ることはありますが、ダイエットは基本的にしないですね」と話す。美容法についても「若いので今はむだなことはしないようにしています」と自然体に過ごしているという。
今年9月に、二階堂さんは20歳の誕生日を迎える。現在の心境を「ちょっと前までは『20歳には結婚する』って言ってたんです。気づいたら、あと数カ月なので、もうできないな……と思って」とつぶやき、「でも、したいと思ったらすぐに結婚すると思います。もしかしたら明日したいと思ったら、しちゃうかもしれない!」と笑いながら、結婚願望の強さを明かした。
「今は忙しいから、そういう時間がないんですが、暇だったらたぶん私、結婚していると思います」と続け、「いつかは子供を産みたい。自分で家族を作ってみたいと思うので、すてきなお母さんになれたらいいですね」とにっこり。「私、一人っ子だったから、何人か産んだら面白そうだなって。でも今は税金も上がっているので、ちょっと考えなきゃ。3人くらいが一番いいかも」と19歳の“未来予想図”を語った。
<プロフィル>
1994年9月21日生まれ。沖縄県出身。2008年に役所広司監督の「ガマの油」で映画デビュー。11年に「劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ」で初主演を果たし、同年「ヒミズ」で「第68回ベネチア国際映画祭」のマルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人俳優賞)を受賞する。以降、「悪の教典」「脳男」「四十九日のレシピ」「ほとりの朔子」など数々の映画に出演し、「第35回ヨコハマ映画祭」助演女優賞、「第56回ブルーリボン賞」助演女優賞といった映画賞を受賞。今後は、6月27日に出演した映画「渇き。」の公開を控えており、またNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」に茶々役で出演する。
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