俳優の岡田将生さんが、11月公開の主演映画「想いのこし」(平川雄一朗監督)で、女装姿でヒロインの広末涼子さんとともにポールダンスを披露することが4日、明らかになった。岡田さんと広末さんがばっちりメークでセクシーな衣装にピンヒールというポールダンサー姿になったビジュアルも公開され、岡田さんは「一生懸命にポールダンスに取り組んでいたので、何か伝わるんじゃないかと思いました」と手応えを語り、広末さんも「彼の一生懸命さに心を打たれました」と話している。
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映画は、岡本貴也さんの小説「彼女との上手な別れ方」が原作。金と女に目がない“ダメ男”のガジロウ(岡田さん)が、広末さん演じるこの世を去ったシングルマザーのポールダンサー・ユウコをはじめとする現世に未練を残した幽霊の最後の願いをかなえるため、ウエディング姿で結婚式をしたり、消防士としてヒーローになったり、男子高校生に熱い告白をしたりと奔走。ガジロウは、ユウコがこの世に残した息子・幸太郎(巨勢竜也くん)への誤解を解くために、女装姿でポールダンスを踊って思いを伝えることになる。
今回の作品では、ポールダンスのシーンだけで全体の撮影期間の約3分の1が費やされたといい、岡田さんは「(自分の体が)思っていた以上に動かずジタバタしてしまいました。 先生に丁寧に教えてもらいつつ一生懸命取り組みました」とコメント。プロのポールダンサーを演じる広末さんは約3カ月にわたって練習を重ねて難易度の高い技を習得し、劇中で妖艶なダンスを披露しており、「ひどいあざと痛みにひたすら耐える練習の日々でした。セクシーな美しさの陰には、文字通り汗と涙の努力が必要なのだと痛感しました」と振り返っている。
2人のダンスを指導した史上初のポールダンス世界大会「MISS POLE DANCE2005」チャンピオンのREIKOさんは、岡田さんと広末さんの演技を「短期間での練習は、筋力やコツが追い付いてもポールに皮膚が慣れないため、すりむけが激しく本当に痛かったと思います。撮影中、痛みの軽減や傷をサポートするレクチャーもさせていただきましたが、カメラがまわるとそんなことを感じさせないお二人に感動いたしました」と絶賛している。
映画には、木南晴夏さん、松井愛莉さん、鹿賀丈史さんらも出演しており、木南さんと松井さんもポールダンスに挑戦している。映画「想いのこし」は11月22日に公開。
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