林遣都:ゾンビについて考察「引きつける何かがある」 

深夜ドラマ「玉川区役所 OF THE DEAD」で主演を務める林遣都さん(中央)と広瀬アリスさん(右)、金子ノブアキさん=テレビ東京提供
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深夜ドラマ「玉川区役所 OF THE DEAD」で主演を務める林遣都さん(中央)と広瀬アリスさん(右)、金子ノブアキさん=テレビ東京提供

 俳優の林遣都さんが、主演ドラマ「玉川区役所 OF THE DEAD」(テレビ東京系)のスタート(3日深夜)を前に出演者らと取材に応じた。林さんは「ゾンビってありえない話なんですけれど、人はゾンビに見入ってしまったりします。なぜかといえば、そこに共通する何かがあるからなのだと思います」と独自の“ゾンビ論”を展開しながら見どころを語った。

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 ドラマはゾンビの存在が日常化した世界を舞台に繰り広げられるちょっとゆるいヒューマンコメディー。ゾンビ対策と捕獲を担当する玉川区役所特別福祉課に勤める主人公・赤羽晋助(林さん)は25年間、彼女もおらずパッとしない毎日を送っていた。しかし、ある日アイドル並みのルックスだが“超武闘派”の美少女が新人として配属されてきて……というストーリー。

 「ゾンビになりそうなくらいゾンビと密に毎日撮影をしている」という林さんはゾンビについて「大切な人の死など、現実の経験に置き換えられる要素があるから、ゾンビものって身近に感じられるのではないでしょうか」と独自の考えを披露。「人間ドラマの部分も大事に描かれているので、見ている人の心を動かす力を持った作品なんじゃないかなと思います」とアピールした。

 超武闘派の新入り職員・立花凛を演じる広瀬アリスさんは役作りについて「空き時間に(竹刀を)素振りしたり、家で筋トレしたり……」と明かし、「アザとか傷とかよくできます。ゾンビの方に『すみません』って言いながらリアルに竹刀でたたかせていただいたりするので、腕がすごい筋肉痛。筋肉がすごくつきました」と超武闘派ヒロインを演じる上での“苦労”を語っている。

 また、ゾンビが好き過ぎて研究者になった変わり者の幸田健司を演じる金子ノブアキさんもドラマについて「感じたことのない変なものを生み出してるなという感覚です。すごくいびつな、でも突き抜けた感じはしているので僕もちょっと楽しみ」と話した。

 異色のドラマに林さんは手応えを感じている様子で、「必ず多くの人の予想と想像を裏切る、越えていくゾンビを題材にしたドラマになっていると思います。ずっとセカンドシーズンやりたいと言っているので、皆さんの力でセカンドシーズン、やらせてください」と意気込みを見せ、金子さんも「セカンドシーズンと言っているのも、あながちウソではなくて。本当にすごいいい感じなんです。セカンドシーズンも頑張ります」と放送開始前に早くも続編に意欲をみせている。

 ドラマは3日から毎週金曜深夜0時12分放送。

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