中谷美紀:“ゴースト女優”使わず乱闘シーン 水川あさみと殴り合い

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 女優の中谷美紀さんが10日、東京都内で行われた13日にスタートする主演ドラマ「ゴーストライター」(フジテレビ系)の記者会見に出席。ドラマで共演者の水川あさみさんとの乱闘シーンがあり、中谷さんは「真冬に雨が降る中での殴りあいということで、当初スタッフの方が私たちに配慮して“ゴースト女優”を用意してくださったが、ドラマのリアリティーに欠けると思った。ゴースト女優さんに申し訳なかったのですが、本人たちでやらせていただきました」と女優魂を語った。

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 中谷さんは乱闘シーンの撮影を「引きのカットはゴースト女優さんで撮影する予定でしたが、プロフェッショナルなスタントの女性たちであまりにも体のキレがよかった。ドラマのリアリティーに欠けてしまうなと思って、思わず、(水川)あさみちゃんとアイコンタクトを交わして、本人たちでやらせていただきました」と振り返り、「ずぶぬれになりながら寒空のもと演じまして、髪の毛は引っ張るわ、蹴るわ殴るわで、ひどかったですね」と過酷な状況を語った。水川さんも「もう二度とやりたくない」と話しつつ、「でも、あれは自分たちでやっていいなと思いましたね」と中谷さんに同調していた。会見には、三浦翔平さん、菜々緒さん、キムラ緑子さん、江波杏子さん、石橋凌さん、田中哲司さんも出席した。

 また中谷さんは役作りのため「全ろうの作曲家」として活動しながら楽曲を他人に作らせていた佐村河内守さんの謝罪会見を参考にしたといい、「偽りの自分を正当化するなかにも、音楽が本当にお好きだったんじゃないのかなと思った。かつての中世音楽の復権をお話しされていて、その思いは本当だったんじゃないかなと思う瞬間があった。そういう意味では私の役も、書きたいという思いと文学を愛する気持ちは真実。その軸は大切に演じたいなと思いました」と語った。

 ドラマは、30代にして天才小説家と呼ばれながらも自身の才能の枯渇におびえるリサ(中谷さん)と、才能がありながらもゴーストライターとして生きる20代の由樹(水川さん)の対決と友情、成長を描くヒューマンサスペンス。中谷さんは約13年ぶりの連続ドラマ主演となる。13日から毎週火曜午後9時に放送。

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