坪田信貴さん:“ビリギャル”著者の夢は「世界史の教科書に載ること」

NHK提供
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 女優の有村架純さん主演で実写映画化される書籍「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(通称・ビリギャル)の著者で塾講師の坪田信貴さんが、4日スタートのNHKの新番組「助けて!きわめびと」の初回に出演する。番組収録後に取材に応じた坪田さんは、「世界史の教科書に載ることが中学生の時からの夢。最近、載り方にこだわっている」と明かすと、「僕の教え子たちが各分野で(教科書に)載って、100年ぐらいあとに歴史家が僕に関心を持ち、300年後に世界史の教科書に載るのが僕の夢。『こばんざめ方式』です」と笑顔で語った。

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 書籍では、偏差値30だった女子高生が慶應義塾大学に現役合格するまでが描かれている。坪田さんは「教育の目的は二つ。『自信』『居場所』(を与えること)。自信をつけやすいのが勉強で、勉強は一番才能がいらないと思う。答えはある。本来、面白いもの」と話し、「人間の能力差はそんなにない。積み重ねの差。方法論の差。5教科の勉強は解答と解法が必ずある。それをピッチを刻んで学んでいけさえすれば、絶対にできるはず」と持論を展開した。

 本を出版することによって自分の考えが「体系化された」ともいう坪田さん。「本を出して、テレビに出るようになって、声をかけていただくようになった。汚い格好をしてスーパーにも行けない……」と苦笑い。実写映画については、「雰囲気こんな感じだったって、当時のことを思い出す。めっちゃリアル。予告編で感動した。(実際の教え子の)さやかちゃんのご家族も目をうるうるさせていた」と明かした。

 番組は、視聴者から寄せられた悩みに第一線で活躍する“きわめびと”が答えていくという内容で、タレントの松嶋尚美さん、三宅裕司さんも出演する。坪田さんは「本質的には人間関係は『助けて!』というぐらいの方がいい。松嶋さんが『私、バカだから教えてよ。勉強教えてな』と言っているのはまさに『理想的』」とコメント。さらに「一流の人はそうだなと気づきました。全国の人はそれを見習うのがいいかなと思いました」と収録を振り返った。

 坪田さんが登場する「助けて!きわめびと」は4日午前9時半~同55分にNHK総合で放送。

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