ようこそ、わが家へ:相葉主演の月9監督 キムタク、堺ドラマをライバル視 視聴率上昇で「最後は刺す!」

「ようこそ、わが家へ」のキービジュアル=フジテレビ提供
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「ようこそ、わが家へ」のキービジュアル=フジテレビ提供

 人気グループ「嵐」の相葉雅紀さん主演のフジテレビの“月9”ドラマ「ようこそ、わが家へ」の視聴率が、25日放送の7話で13.4%と番組最高を記録し、上昇の兆しを見せている。手掛けているのは「愛という名のもとに」「ひとつ屋根の下」「Dr.コトー診療所」などの名作ドラマを生み出した同局のゼネラルディレクター、中江功監督で、最終話の視聴率の目標を「20%」と宣言。「SMAP」の木村拓哉さん主演の連続ドラマ「アイムホーム」(テレビ朝日系、毎週木曜午後9時)と、堺雅人さん主演の「Dr.倫太郎」(日本テレビ系、毎週水曜午後10時)に対し、「絶対に負けるか。最後は絶対に刺すぞ!」とライバル心をむき出しにした。

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 「ようこそ、わが家へ」は直木賞作家・池井戸潤さんの小説が原作。サスペンスタッチのホームドラマで、ストーカーの恐怖と会社の不正に立ち向かう家族の姿を描いている。25日に放送された7話は、相葉さん演じる倉田健太が、家族に次々と嫌がらせを繰り返す「名無しさん」にナイフで刺され、病院に搬送されたところから始まるなど、ハラハラドキドキの展開で視聴者を飽きさせない。

 初回に13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した後、2~4話は二桁をキープ。5話は前話から数字を伸ばして11.9%、6話も12.3%と数字を伸ばし、7話で番組最高の13.4%を記録した。

 「作品を残すのが仕事。いつも数字(視聴率)については一切言わないし、数字なんか取らなくてもいい作品を作ればいいというタイプ」と語る中江監督。しかし今回は、出演者との顔合わせで「数字を取って相葉雅紀を男にすると宣言した」というほど、闘志をたぎらせている。

 今期は放送開始前から「アイムホーム」「Dr.倫太郎」が大きな話題を集め、主演の木村さん、堺さんと中江監督はドラマを共に作った旧知の仲。それだけに「絶対負けるか」という気持ちがあった。また「フジテレビは、ドラマも含めて全体的に低迷しているので、このあたりで一発ちゃんとやらないといけない。勝ちに行こう」という気持ちがあったという。

 最終話の目標は「20%」だ。「メディアが増えて、テレビを見る人も減ったけど、月9は、これからも『視聴率20%を取らなきゃいけない』という使命。やり続けなければいけない」と気を引き締めている。

 倉田家を狙うストーカー「名無しさん」の全容が見えるのは、まだこれから。誰が「名無しさん」で、家族はストーカーにどう“反撃”するのか……。そして視聴率の行方にも注目だ。

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