エンジェル・ハート:冴羽りょうに上川隆也 「理想の男性像、恐れ多い」

ドラマ「エンジェル・ハート」で冴羽りょうを演じる上川隆也さん(左)、原作の冴羽りょう(右)「エンジェル・ハート」(C)北条司/NSP 2001=日本テレビ提供
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ドラマ「エンジェル・ハート」で冴羽りょうを演じる上川隆也さん(左)、原作の冴羽りょう(右)「エンジェル・ハート」(C)北条司/NSP 2001=日本テレビ提供

 北条司さんの人気マンガを初実写化する連続ドラマ「エンジェル・ハート」(日本テレビ系で10月から放送)で、主人公のすご腕スイーパー(始末屋)・冴羽りょう役に俳優の上川隆也さんが起用されることが13日、明らかになった。男女問わず人気が高いキャラクターを演じる上川さんは「理想の男性像という方も多いのではないでしょうか。恐れ多い気持ちは、いまだに拭いきれませんが、やるからには、やれるだけのことをやろうと思っています」と意気込みを寄せている。

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 「エンジェル・ハート」は、1985~91年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)に掲載された北条さんの人気マンガ「シティーハンター」の世界観をもとに新たなパラレルワールドとして描いたマンガで、2001年から連載している。「シティーハンター」は、80年代後半にヒットし、テレビアニメ化もされたほか、俳優のジャッキー・チェンさん主演で実写映画化され、韓国でも実写ドラマ化された。

 物語は、台湾から来た殺し屋の美少女・香瑩(シャンイン)が自殺しようとするが、りょうのパートナー・槇村香の心臓を移植されて命をとりとめ、りょうとコンビを組む……という内容。海坊主が喫茶店のマスターで、美人刑事の野上冴子も署長になるなど「シティーハンター」でおなじみの人物が年を取って登場し、りょうも香瑩の父親的な立ち位置になっている。ドラマでは、りょうと香の2人に絶体絶命のピンチが訪れるところから描き、ハードボイルドな仕掛けやサスペンス要素に加え、「人間愛」や「家族愛」なども盛り込まれるという。

 作者の北条さんは、りょうを上川さんが演じることについて「それぞれがイメージするりょうがあるから、誰が演じてもマンガそのままにはならないでしょう」といい、「とてもステキな役者さんだと以前から思っていた上川さんに演じていただけると聞いて、うれしく思いました。上川さんが演じるとどういうりょうになるか、今から楽しみにしています」とメッセージを寄せている。

 北条さんと直接会話をしたという上川さんは「マンガはマンガ、実写は実写。上川さんの“冴羽りょう”を作ってください」と背中を押してもらったといい、「(この言葉を)胸に、ドラマとしての『エンジェル・ハート 冴羽りょう』を演じたい」と話している。さらに役作りとして「2日に1回の頻度で、トレーナーさんと相談しながらトレーニングを続けています」とコメントもしている。

 ドラマは10月から毎週日曜午後10時半から放送。

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