寺田心君、石倉来透(らいと)君ら平均年齢7.3歳の人気子役8人が5日、東京都内で行われた映画「龍三と七人の子分たち」(北野武監督)のDVD&ブルーレイディスク(BD)発売記念イベントに登場。ピンストライプのスーツ姿で、藤竜也さんの演じた龍三親分に扮(ふん)した心君は「みんなそれぞれに、気持ちもなり切っています。カッコいいヒーローになれて、僕たちもとってもうれしいです!」とあいさつ。龍三親分のキメぜりふ「義理も人情もありゃしねえ」を情感たっぷりに披露した。
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「龍三と七人の子分たち」は、元ヤクザの“ジジイ”たちが、詐欺で人々をだます若者を成敗しようと世直しに立ち上がるが……という北野監督の17作目の映画。主人公の龍三親分を藤さんが演じたほか近藤正臣さん、中尾彬さん、小野寺昭さんらが7人の子分を演じ、前作「アウトレイジ ビヨンド」(2012年公開)とは打って変わってコメディータッチのストーリーが描かれている。この日は“ジジイ”を演じたキャストの平均年齢が70歳超ということにちなんで、実際のキャストの10分の1の年齢の“チビ軍団”が、DVD&ブルーレイ発売の子供応援隊としてそれぞれのキャストに扮して集結した。
イベントに登場した斎藤龍音(りおん)君は、北野監督の印象については「子供にはちょっと早い大人向けの映画を作っている監督だと思います」と話した。松田翔生(しょうい)君は「監督さんも役者さんも、お笑い芸人も同時にできてすごい」、志保澤泰斗(しぼさわ・ひろと)君は「テレビではふざけているけれど、真面目なところは真面目でカッコいい」と、大人顔負けのコメントが続いた。
心君は「仲間のために一生懸命になるってカッコいいなと思いました。僕たちもおじいちゃんになっても仲よしでいられたらいいなと思います」と映画の感想を語り、「監督とはお仕事でご一緒させていただいたことがあって、あまり緊張しない僕でも緊張しました。お会いできてとってもうれしかったです」と初対面のエピソードを明かした。DVD&BDは9日に発売。
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