名古屋おもてなし武将隊:信長役に20代女性や竹中半兵衛の子孫が挑戦 新メンバーオーディション

名古屋おもてなし武将隊の新メンバーオーディションの様子
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名古屋おもてなし武将隊の新メンバーオーディションの様子

 名古屋市の観光PR隊「名古屋おもてなし武将隊」の織田信長と加藤清正の“卒業”に伴う、新メンバーのオーディションが11日、名古屋市内で行われ、応募総数46人の中から選ばれた男女21人が最終審査にあたる面接に臨んだ。参加者は、20代の女性から、有名武将の子孫、俳優、美容師、サラリーマン、お笑い芸人など多岐にわたり、自己PRや志望動機、特技を駆使して、信長、清正への思いをアピールした。

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 面接に臨んだ、名古屋市南区出身の女優志望、黒田愛香さん(23)は、現在は東京都世田谷区在住。中京大中京高でチアリーディング部に所属していたといい、得意のチアリーディングを元気いっぱいに披露した。これまで、女性が同隊で武将役を担当したことはないものの、信長役を志望しており、「女性だからできないとは思わなかった。すべてをさらけ出していこうという気持ち。地元を盛り上げたい」と意気込み、合格した場合、「(同隊の)演武に勢いが出せると思う。また人が大好きなので、お客さんとも心を通わせることができるのでは」と自信を見せた。

 また名古屋市港区出身で、現在、ヒーローショーなどに出演しているという諏訪あかりさん(21)は「戦国BASARA」の「ゲームが好き」といい、舞台「薄桜鬼」で俳優の早乙女太一さんが見せたという殺陣を披露した。

 参加者の中では最年長で、竹中半兵衛の子孫という竹中秀明さん(41)は、兵庫県姫路市飾磨区出身。信長役を志望しており、「(信長は)天下人で、武将隊でもリーダー的存在。先祖の主(あるじ)の主。その方を演じることになれるなら、先祖にも報告したい」といい、「武将は身近な存在。歴史への愛は強い」とアピール。子供のころから20年近く習っていたという剣道の形を披露した。

 ほかに外国人観光客へのアピールや、2020年の東京五輪での活躍を見据えて、英語を交えながらフェンシングを披露した参加者や、英語と日本語を交えた芝居の一幕を演じた参加者もいた。

 面接官は、同隊のパフォーマンスなどの演出を担当する演出家の毛利亘宏さんらが務めた。合格者は20日までに発表され、演舞の特訓や、歴史の勉強などを重ね、5月22日に新メンバーがお目見えするイベント「お披露目式」が名古屋城(名古屋市西区)で行われる予定。

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