俳優の渡辺謙さんが26日、東京都内で行われた映画「追憶の森」(ガス・ヴァン・サント監督)のプレミアイベントに出席。本作で初タッグを組んだアカデミー俳優、マシュー・マコノヒーさんについて「(自分と)けっこう似てるタイプの俳優」と語り、「すごく準備はするんだけど、いざカメラの前に立つと、そこで感じること、生まれてくるものを信じて作っていくタイプ。本当にやりやすかった」と撮影を振り返った。
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マコノヒーさんはこの日、ビデオメッセージを寄せ、渡辺さんとの共演を「楽しかった。念願だったからね」と語り、「謙には独特の雰囲気がある。君からは威厳を感じる。王様のようだよ。しかも非常に面白い。あんなにユーモアがあってゆかいな人とは知らなかった」と笑顔。劇中で歌声を披露している渡辺さんを「いまいましいほど歌が上手」とたたえ、「謙、みんなのために(舞台あいさつで)歌ってあげて」と“むちゃぶり”して、渡辺さんを困らせる場面もあった。
映画は米国と日本で撮影。日本滞在中、渡辺さんから行きつけの焼き肉屋に招待されたというマコノヒーさんは「豪華な夕食をごちそうしてもらった。感動的なもてなしだったよ。いかにも君らしい心遣いだ。おかげで日本での撮影が気持ちよく始められたよ」と感謝。さらに娘の杏さんが双子を妊娠したことを祝福し、「君の血を受け継ぐ人間が増えるのは喜ばしいことだ。今度は子供も交えて会おう」とメッセージを送ると、渡辺さんは照れくさそうな表情を浮かべていた。
「追憶の森」は、富士山の北西に広がる青木ケ原の樹海が舞台。死に場所を求めてやってきたアメリカ人のアーサー(マコノヒーさん)は、けがをし、寒さに震える日本人のタクミ(渡辺さん)と出会う。放っておくことができず、タクミと一緒に出口を求めて歩き始めるが、道はどこも行き止まりで、方向感覚を失った2人は森をさまよう……というストーリー。29日公開。
渡辺さんは2011年の東日本大震災の直後にオファーを受けていたが、「死生観をテーマにしたものなので、そのときの心境としては背負いきれる余裕がなかった」と一度は出演をためらったことを告白。「人はいつかは死を迎えるわけですけど、どうやって死を受け止めるんだろう、どうやって大事な人を生かし続けることができるんだろう……。そういうことを優しく描いた映画。いろいろなことに追い立てられる日々の中で、一瞬足を止めて、今どこにいるのか誰がいるのかを確認しながら、歩みを進めていける映画になったら」と観客に語りかけていた。
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