ドラゴンボールDAIMA
第10話 ウナバラ
12月16日(月)放送分
声優で俳優の小野賢章さんが出演する映画「燐寸少女 マッチショウジョ」(内田浩監督)が28日、公開される。アニメ声優としてだけではなく、映画、舞台、歌手など幅広く活躍し、“売れっ子”になっている現状について「今は頑張る時期。やり遂げた先に何か待っていると思う」と語る小野さんに、映画への思いや声優、俳優としての活動について聞いた。
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「燐寸少女」は鈴木小波さんが「ヤングエース」(KADOKAWA)で連載中のマンガが原作。人間の心に潜む妄想を具現化する“妄想燐寸”を持つ謎の少女リンが、心に闇を持った人の前に現れる……というストーリー。映画はアイドルグループ「SKE48」の佐藤すみれさんリンを演じ、東海エリア発の男性10人組ユニット「BOYS AND MEN」の小林豊さんらが出演する。
小野さんが同作で演じる岸田叶人は、負けず嫌いの美大生。絵画の展覧会では毎回入賞しており、才能に自信があるが、周囲が自分をどう思っているのかが気になり始め、リンの能力によって人の心の中をのぞくことになる。小野さんは、岸田を演じるにあたって心がけたことを「おかしくなっていくのをどういう風に演じようかと考えた。いい人が変化していくところを細かく考えながら演じていきました」と話す。
小野さんは声優だけでなく、俳優としても活躍している。「黒子のバスケ」ではアニメだけでなく、舞台でも主人公・黒子テツヤを演じたことも話題になった。俳優と声優の“切り替え”が大変そうだが、小野さんは「切り替えはズバッとできる」と自信を見せる。一方で「燐寸少女」の撮影は朝が早かったといい「起きるのがしんどかったですね。起きることはできたけど、洗面所で無意識に寝ていたり……」と苦労も多かったようだ。
小野さんは、現在放送中のアニメだけでも「エンドライド」「田中くんはいつもけだるげ」「文豪ストレイドッグス」などでメインキャラクターの声優を務める“売れっ子”だ。現状について「一つ一つに集中する。死ぬほど疲れますけどね。今は頑張る時期。やり遂げた先に何か待っていると思う」と笑顔で語る。
小野さんはキャリアが長く、劇団で子役として活躍した後、声優や俳優として活動の場を広げてきた。「子役もやっていたし、これまでやってきたことがつながっている感じがします。自分は声優! とか、俳優! とは思っていないんです。舞台も映画もアニメも、芝居という意味ではやっていることは一緒。それぞれ作品に対して突き詰めていきたい」とストイックに仕事に取り組んでいるようだ。
「燐寸少女」について「残酷なところもある。心の中の欲望が見えてくる作品」と話す小野さん。同作の演技はもちろん、今後も映画やアニメなど幅広い活躍が注目される。
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