芳根京子:「最初のシーンから泣けた」 朝ドラ「べっぴんさん」試写

「べっぴんさん」の試写会に登場した芳根京子さん(右)と渡邉このみちゃん
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「べっぴんさん」の試写会に登場した芳根京子さん(右)と渡邉このみちゃん

 10月スタートのNHK連続テレビ小説朝ドラ)「べっぴんさん」の初週試写会が5日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)であり、ヒロイン・すみれ役の芳根京子さんが、すみれの幼少期を演じる子役の渡邉このみちゃんと登場。芳根さんは第1話の冒頭、幼い子供をおんぶして登場するシーンを振り返り、「最初から自然と涙が出た」と明かした。

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 「べっぴんさん」は、95作目の朝ドラ。神戸市に本社を置く子供服のメーカー「ファミリア」の創業者の一人、坂野惇子さんをモデルにしたヒロイン・すみれの物語。戦後の焼け跡の中、娘や女性のために、子供服作りにまい進するヒロインと家族の姿が描かれる。

 芳根さんはファーストシーンについて「台本上では『あ然として見ている』というシーンだったんですが、(涙が自然と出て)『今私はすみれになっんだ』と感じました。そう感じられるシーンが多くて、頭で考えるよりも気持ちを大切にして、演じていきたい」と振り返った。また、第1週の「気持ちを込めた特別な品、べっぴん(別品)な作品をお届けできているのではないかと自信を持っています」とタイトルに寄せて抱負を述べた。

 脚本はテレビドラマ「名前をなくした女神」「ファーストクラス」(ともにフジテレビ系)などを手がけ、フリーアナウンサーの羽鳥慎一さんの妻で脚本家の渡辺千穂さんが担当。すみれの母はな役で菅野美穂さん、父五十八役で生瀬勝久さん、姉ゆり役で蓮佛美沙子さんが出演、すみれの幼なじみ潔を高良健吾さん、紀夫を永山絢斗さん、女学校時代の同級生・君枝を土村芳さん、良子をアイドルグループ「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子さんが演じる。ほかに、お笑いトリオ「ネプチューン」の名倉潤さん、谷村美月さん、三倉茉奈さん、市村正親さん、中村玉緒さんが出演する。

 放送は、10月3日~17年4月1日、全151回を予定。 

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