さだまさし:「ビフォーアフター」で所有の“島”をリフォーム 映画の借金で手入れできず

「大改造!!劇的ビフォーアフター 2時間スペシャル」に出演するさだまさしさん
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「大改造!!劇的ビフォーアフター 2時間スペシャル」に出演するさだまさしさん

 歌手のさだまさしさんが、4月2日に放送されるバラエティー番組「大改造!!劇的ビフォーアフター2時間スペシャル」(ABC・テレビ朝日系)で“島”のリフォームに挑戦することが15日、分かった。さださんは自身が38年前に購入した長崎県の島「詩島(うたじま)」のリフォームを依頼。建築士の指示のもと、自身もリフォームの手伝いに参加している。

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 番組は、家屋に関する家族の悩みを「匠」と呼ばれる建築士や大工らがリフォームを通じて解消していくバラエティー。2002年から06年までレギュラー放送された後、09年から16年まで「SEASON2」が放送された。今回のスペシャルでは、さださんが38年前に購入した、長崎県の大村湾に浮かぶ詩島のリフォームを行う。

 周囲500メートルほどの詩島には、さださんが建てた母屋(ログハウス)、管理棟、バンガロー、浴室棟などがあるが、30年間手入れをせず放置した結果、それらの設備は老朽化。風雨にもさらされているため建物も崩れる寸前で、泊まることもできない状況だった。かつては友人と島を訪れて遊んだというが、さださんは自ら監督・主演を務めたドキュメンタリー映画の製作により、35億円の借金を抱えてしまい、島の手入れをする余裕がなかったという。さださんは「みんながワクワクするような島にもう一度戻したい」と、番組にリフォームを依頼する。

 番組では、3500万円の予算で、建築士の松永務さんが匠としてリフォームを手がける。さださん自身もコンサートツアーの合間を縫って島にやってきては、匠の指示のもとリフォームの手伝いに参戦。ねじ止めや、学生時代にアルバイトで経験があるというペンキ塗りなどを行う。

 さださんは「巨額の借金を背負って以後、そのお金を返すのに精いっぱいだった30年もの間、放りっぱなしだったいとしい詩島を、僕が元気なうちに元気な島に戻したかったのです」とリフォームにかける思いを話している。また、「島のお天気は変わりやすいので、改築の現場スタッフには大変なご苦労をおかけしたと思いますが、皆さん明るく、楽しみながら苦しんでくださったようです」とリフォーム中のエピソードを明かし、「松永先生が、僕の気持ちを本当に理解してくださって、住居棟だけでなく島全体の『改装』まで お考えくださったので、安全で楽しく、また、ようやく『島』としての楽しみを十分に味わえる島に生まれ変わりました。片付けも友人たちがやってくれたし、何だか島に40年前の元気が戻ってきた気がします」とリフォーム後の島の様子について語っている。

 番組は4月2日午後6時57分~8時54分放送。

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