俳優の向井理さんが24日、東京都内で行われた映画「いつまた、君と ~何日君再来(ホーリージュンザイライ)」(深川栄洋監督)の初日舞台あいさつに登場。同作に企画から携わった向井さんは「まだ実感が湧かないですが、初日をついに迎えることができました。今日からいよいよ、お手元に届くんだという思いです」と感慨深げに語った。
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入場時には観客から総立ちの拍手で迎えられ、「企画という不慣れなことで参加させていただいた作品ですが、個人的にすごく好きな昭和の映画ができたと思っています」と手応えを語り、「先ほどのみなさんの拍手に温かいエネルギーをいただきました。すごく自信になりました」と笑顔で語った。
映画は、向井さんの祖母・芦村朋子さんの半生記「何日君再来」が原作。向井さんが大学生の時に祖母の手記をパソコンで打ち直し、祖母の卒寿(90歳)にプレゼントするため、家族や親戚と共に自費出版をしたといういきさつがあり、映画化も向井さんが自ら企画。衣食住もままならない戦後の混乱期、夫・吾郎(向井さん)と妻・朋子(尾野真千子さん)が、時代の波に翻弄(ほんろう)されながらも、誇りを失わずに懸命に生きる姿を描く。岸本加世子さん、駿河太郎さん、イッセー尾形さん、野際陽子さんらも出演する。
舞台あいさつには向井さん、尾野さん、岸本さん、駿河さん、成田偉心さん、脚本を担当した山本むつみさん、深川監督が出席。岸本さんは、13日に肺腺がんのため亡くなった野際さんについて「現場でも去年の2月ごろ、とってもお元気で。監督からも『もうちょっと弱った感じを出していただいても大丈夫です』というぐらい元気でしたのに、本当に突然のことで……」と無念そうにコメント。「大先輩で偉大な女優である野際さんの映画としての遺作にご一緒させていただくことができて、本当に光栄です」と胸の内を明かした。
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