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年末恒例の音楽賞「第67回 輝く!日本レコード大賞」(日本作曲家協会主催)の最終審査会が12月30日に新国立劇場(東京都渋谷区)から生中継され、優秀作品賞10作品の中から、ロックバンド「Mrs.GREEN APPLE」の「ダーリン」が大賞に輝いた。おととしの「ケセラセラ」、昨年の「ライラック」に続き3年連続での大賞受賞となり、バンドとしては史上初の3連覇を達成した。
大森元貴さんは「3連覇という意味をすごく考えます。真摯(しんし)にこれからも楽曲をつくってまいりたいと思います。精進していきます」と神妙な面持ちでコメント。若井滉斗さんは「今年はデビュー10周年で、たくさんの方に支えられて、ここまで続けてこれました」と振り返り、藤澤涼架さんも「ただただ音楽活動をできることに感謝しています」と感慨深げに語った。
Mrs. GREEN APPLEは2013年に結成し、2015年にメジャーデビュー。「インフェルノ」「青と夏」などのヒットで注目を集めたが、2020年7月に“フェーズ1完結”として活動を休止。2022年3月にボーカル兼ギターの大森元貴さん、ギターの若井滉斗さん、キーボードの藤澤涼架さんの3人体制で“フェーズ2”として再始動した。
デビュー10周年を迎えた今年は、ベストアルバムの発売や初のドキュメンタリー映画公開のほか、メンバーそれぞれがテレビ番組のMC、CM出演、映画出演など多方面で活躍して存在感を発揮。31日放送の「第76回NHK紅白歌合戦」では白組のトリを務めるなど、“国民的バンド”と呼ばれる活躍をみせている。大みそかで“フェーズ2”を締めくくり、2026年1月1日から“フェーズ3”として活動することも発表している。
来年からのフェーズ3について、大森さんは「特に何かが変わるわけではないですが、我々の心持ちとしてより進化していく、もっともっと自信を持てる作品を誠意を持って作っていく」と前を向いた。
「第67回 輝く!日本レコード大賞」は例年通りTBS系で生中継され、3年連続で俳優の川口春奈さんと同局の安住紳一郎アナウンサーのタッグが総合司会を務めた。
◇「第67回 輝く!日本レコード大賞」優秀作品賞(曲名50音順、敬称略)
▽ILLIT「Almond Chocolate」▽M!LK「イイじゃん」▽FRUITS ZIPPER「かがみ」▽アイナ・ジ・エンド「革命道中 - On The Way」▽幾田りら「恋風」▽Mrs.GREEN APPLE「ダーリン」▽CANDY TUNE「倍倍FIGHT!」▽新浜レオン「Fun! Fun! Fun!」▽純烈「二人だけの秘密」▽BE:FIRST「夢中」