注目ドラマ紹介:昼ドラ「霧に棲む悪魔」 入山法子初主演、資産家一族を巡る陰謀と謎

「霧に棲む悪魔」の一場面=東海テレビ提供
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「霧に棲む悪魔」の一場面=東海テレビ提供

 英作家、ウィルキー・コリンズの小説「白衣の女」を原案とし、モデルで女優の入山法子さん(25)がテレビドラマ初主演を果たす東海テレビ制作の昼ドラ「霧に棲む悪魔」(フジテレビ系)が11日、スタートする。資産家の一族をめぐる陰謀と謎を描くミステリーロマンス。

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 「白衣の女」は、1860年に発表と同時に英国でブームを巻き起こしたコリンズの代表作。ドラマは、莫大(ばくだい)な資産を受け継ぎ、まもなく結婚する予定のヒロイン・圭以のもとに、一通の手紙が届く。そこには圭以の婚約者は悪魔だと記されており、差出人は圭以と同じ顔をした白い服の不思議な女。その“白い女”を追ううちに次第に明らかになる謎とは……、愛する貧しいダンサーではなく、裕福な婚約者との結婚を選んだ圭以の恋の行方は……という物語。入山さんは圭以と“白い女”の2役を演じる。

 登場するキャラクターは個性的な人物ばかりで、圭以と恋に落ちる弓月(姜暢雄さん)は、家族の反対を押し切ってプロダンサーと認められた矢先に足を痛めて再起不能となり、死を選ぼうとする。圭以の異父姉・日浦晴香(京野ことみさん)は、圭以を愛する一方でコンプレックスを抱き、弓月に思いを寄せている。圭以の婚約者・御田園陽一(戸次重幸さん)は由緒正しい家に生まれたが火災で家と両親を失い、ネットビジネスで注目を浴びる人物。ほかに圭以の父の双子の兄で奇行癖のために相続権を奪われ、現在は屋敷の一室に閉じこもっている伯父・龍村玄洋(榎木孝明さん)や、陽一に対して身内のように世話を焼く蓮見依子(中田喜子さん)、弁護士で依子の愛人・影山仁(大沢樹生さん)なども登場する。

 第1話は、主役デビューするはずだった舞台の開幕直前にケガをしてダンサーの夢を断たれた弓月が、死を決意して入った深い森の奥で頭から白いマントをまとった不思議な女と出会う。「龍の眠る丘を探している」という女は、地図を残して姿を消し、弓月が龍の眠る丘へたどり着くと、そこには“白い女”とうり二つの圭以がいた……というストーリー。

 放送は毎週月曜~金曜午後1時30分から。全12週60回の予定。(毎日新聞デジタル)

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